• 寿恵子役の浜辺美波がドレス姿に

出演決定時のコメントで、浜辺は神木のことを「敬愛する大先輩」と表現しており、神木とのタッグにも喜びを感じている。

今回は夫婦となる役どころで、朝ドラということで長期間にわたって一緒に作品作りに挑んでいくことになるが、2人で役について話すことがほとんどないという。

「『屍人荘の殺人』のときもそうでしたが、役作りに関して話をすることはあまりありません。万太郎さんも寿恵子さんも独特な変わった部分がある人なんじゃないかなという話はしました」

朝ドラは、毎週月曜にリハーサルを行い、1週間分のセリフを確認しているという。その際、神木は台本を見ながらセリフを発しているそうで、それは神木の気遣いでもあると浜辺は推測する。

「神木さんがバッチリやってしまうと、ほかの人にプレッシャーがかかってしまう。1カ月~2カ月の現場なら引き締まっていいと思いますが、半年以上の現場となると、ちょっとしたドジを許せる緩さがあったほうが、みんなの肩の荷が下りていいなと思いました。それが『らんまん』らしくていい座長の在り方だなと思い、それを選べる神木さんの器の大きさに感服しました」

さらに、「現場でもみんなのムードメーカーみたいで、万太郎さんが入るだけで雰囲気が明るくなりますし、笑いが起きるし、力強さがあるなと思います」と座長ぶりを称えていた。

■浜辺美波
2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、同年公開の映画『アリと恋文』主演で女優デビュー。2017年に映画『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞 新人俳優賞などを受賞。2020年には映画『思い、思われ、ふり、ふられ』、ドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日)で第45回エランドール賞 新人賞を受賞。現在公開中の『シン・仮面ライダー』でヒロイン・緑川ルリ子役を務めた。

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