楽器を使わず声だけでハーモニーを奏でるアカペラの頂上決戦『ハモネプ2023大学日本一決定戦! アカペラ青春フェスSP』(フジテレビ系、27日21:00~)。今回は12組の大学アカペラサークルが、フジテレビのスタジオで大学日本一の栄冠を目指す。
そんな同番組に4回目の出演となり、進行役を任されているのが、チョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿。同局系バラエティ番組『新しいカギ』でも学生たちと絡む企画が多いが、中堅芸人として引っ張りだこの中でも、そうした若い世代のパワーは刺激になるという――。
■観覧客から歓声があがる収録「めちゃめちゃ久しぶりな感覚」
――今回の『ハモネプ』はいかがだったでしょうか?
長田:お客さんが入ってたというのもあると思うんですけど、盛り上がりが全然違いましたね! 世代交代もして、クオリティがグッと上がってるなと思いました。
松尾:立命館大学から2チームも出て、相当すごい大学なんだなと思いました。本当に立命館だけで番組できるんじゃないかと思うくらいすごかったですね。
――お客さんがギュッといっぱい入って、歓声があがる収録は久しぶりだったと思います。
長田:めちゃめちゃ久しぶりな感覚でしたね。めちゃくちゃ盛り上がってましたし。
松尾:お客さんもそうですし、ひな壇にもいっぱいいて、セットも豪華で。大会は大会なんですけど、フェスみたいな感じで、すごい楽しかったですね。
――印象に残る参加チームを挙げると、どこになりますか?
長田:韓国から『ハモネプ』のYouTubeを見てエントリーしてきた大学(ヨンセ大学「チンチャ」)はすごかったですね。他の国でパフォーマンス披露するって、めちゃくちゃ勇気いると思うんですよ。僕らも韓国でネタをやったことあるんですけど、文化が違いますから。それでもすごいパフォーマンスだったので、印象に残ってます。
松尾:僕は立命館の「ワンメイト」ですね。たまたま服が似てて、それだけで一緒のチームにいる感じがして、一体感がありました。ボーカルの子がうまくて、連覇に懸けての思いも強かったので、すごく印象に残りましたね。
――真剣勝負の進行役というのは、やはり緊張感がありますか?
長田:でも、緊張してるのは学生たちじゃないですか。こっちが緊張しちゃうとそれが伝わっちゃってパフォーマンスを下げちゃう可能性もあるので、どんだけリラックスさせてあげられるかっていうところに重点を置いてますね。
松尾:僕らは得点をつけるわけじゃなかったので、緊張はあんまりしなかったですし、とにかく学生のみんなが楽しく歌ってくれたらなと思ってました。だから何も考えてなかったです。楽しくできました(笑)
■切磋琢磨する姿から思い出す駆け出し時代
――『新しいカギ』でも学生と絡む企画が多いですよね。若い人たちと交流する面白さや、刺激を受けることはありますか?
長田:今の若い世代は俺らが若かった頃のカルチャーとはまた違うと思うんですけど、やっぱりパワーっていうのは同じなんだなというのを感じました。若い世代と絡むのは自分の力の源にもなるんで、やっぱいいですよね。もう本当にお笑い界は高齢化が進んできてるので(笑)、若い世代と交流するのは刺激になります。
松尾:若い子が何かに向けて頑張ってるっていうだけで、すごくパワーをもらえますし、こういう歌が流行ってるんだというのも分かるんで、なかなか貴重な経験だと思います。
――『新しいカギ』のメンバーが校内隠れて全校生徒と対決する「学校かくれんぼ」とか、すごい熱気ですよね。
松尾:僕は顔を出してもちゃんと隠れてるつもりなんですけど、やっぱり“うわ~!!”って来る感じは、ちょっと怖いくらいです(笑)。もう僕も40歳なんで、やっぱりエネルギーがすごいですよね。
――『ハモネプ』の参加チーム同士が切磋琢磨する姿を見て、ご自身の駆け出し時代を思い出したりされますか?
長田:僕らもユニットライブをやっていたので、他のコンビとか、トリオとかと10~20人ぐらい集まって一緒にやってたんですけど、ああやってワイワイやってたのが懐かしいなと感じますね。
松尾:得点発表のときとか、コントの大会で「受かっててくれ!」っていう感じがあったなって思い出しましたね。
――ちょっと初心に返るというか。
松尾:そうですね。明日からまた頑張ろうって思います。
――ちなみに、おふたりの学生時代はどんな感じでしたか?
長田:僕は美大の短大っていうなかなか珍しい経験をしてるんですけど、サークルとかなかったんで、すごく憧れですね。『ハモネプ』の参加チームとか、うらやましいなと思いました。
松尾:楽しそうですよね。僕は専門学校に行ってたんですけど、理事長の使い込みで潰れるっていうことがあったので、それをちょっと思い出しました。