芸能人や著名人など三谷氏からのオファーで出演してもらう人たちも増えてきたものの、街中での突撃インタビューも続けていくそうで、想定外の面白さに出会えることがあると三谷氏は言う。
「何を言うかわからないというのが面白いです。自分の脳みそでは決して思いつかないような出来事が世の中にいっぱいあるんだなと。質問するたびにキレられたこともあって、10分くらい僕が怒られているだけの動画ができたんです。何も身にならないですけど、そのこと自体が面白いですよね。そんなのは街に繰り出さないと誕生しない動画で、そういった面白いことが時々あります」
広く知られている芸能人や著名人からも常に新たな発見があるという。
「芸能人の方もテレビ番組で自分の話を1時間~2時間することなんてないじゃないですか。『街録ch』ではそれぐらいたっぷり聞くので、そうなるとどこかで聞いたことがないものが出来上がるというのはあると思います」
取材対象者を選ぶ基準は「今まで聞いたことがない話が聞けるかどうか」。ここでしか聞いたことがない内容にこだわっているからこそ、そこを一番大切にしている。
逆オファーも増えているそうで、「3年間で累計1000通くらいは応募が来ていると思います。ありがたいですね」と、そういうチャンネルになれていることを喜ぶ三谷氏。これも東野の出演が大きかったそうで、「ちゃんとしたチャンネルなんだと思ってもらえるようになったのかなと思います」と感謝する。ちなみに、再生回数2位となっている動画「子どもを育てるためにゲイの道で身を売って借金を返しました」も逆オファーだったという。
5月24日には、東京・豊洲PITで街録chライブ「笑える絶望2」を開催する。三谷氏に加え、東野、ノブコブ吉村、そして、『街録ch』の主題歌「Rude」を歌う大森靖子も登場し、主題歌を披露する。
三谷氏は「とにかく笑ってほしい」と言い、「これまで900本近く動画をアップしていますが、ツッコまれるのに向いているものをイベント用に作り直し、それを見て東野さんと吉村さんにツッコんでもらうという内容で、VTRやお二人のツッコミに笑ってもらえたらうれしいです」と期待する。
さらにサプライズゲストの出演も予告。「誰か言えませんが豪華ゲストが来てくれます。東野さんたちにもお客さんにも伝えず、生のリアクションをしてもらったほうが楽しんでもらえると思いますし、街録chっぽいかなと思ってそうしました」
最後に、「これからもコツコツ頑張っていき、10年、20年、30年と愛されるチャンネルになったらいいなと。さらに、イベントでお客さんをたくさん呼べる人になりたくて、そうなれるようになるためにもYouTubeを頑張っていきたいと思います」と今後の抱負を語った。