• 小室瑛莉子アナ(左)と日置祐貴氏 (C)フジテレビ

――「せっかく卒業した賞レースにまた巻き込まれてしまって…」みたいな話もありますが、そんな大会に乗り込んでいく中堅、ベテランの漫才師さんたちの姿を見て、感じるものはありますか?

日置:いやあ、自分も頑張らなきゃなって思いますよね。

小室:本当ですよね。私はまだ若手ですが、40、50になっても挑戦し続けるというのは目標ですし、カッコいいです。いつまで経っても一生懸命何かに取り組む姿というのは、世代を超えて憧れます。それと、この『THE SECOND』が始まって、私が担当しているということで、両親が「ノックアウトステージ」を配信で見てくれたんですけど、それをきっかけに劇場に漫才を見に行くようになったんです。2人とも52歳で、同じような年代の人が頑張っているので刺激を受けたようで。

――今まで特別お笑い好きではなかったんですね。

小室:そうなんです。漫才師さんの名前を出して、「あのコンビが良かった」とか感想を言い合って、「たぶんこれは劇場だと面白いけど、画面だと伝わらないかな」とか言うようになりました(笑)

日置:きっとお客さんを審査員にしたことで、見ている人も「私は3点」とか言ってくれてるんじゃないですかね。

小室:そうだと思いますね。

――『THE SECOND』に出場する芸人さんたちの姿勢を見て、小室さんは別のジャンルではあるものの、情報番組の『めざまし8』のメインキャスターにおいて何か生きることはありますか?

小室:やっぱり「諦めない心」じゃないでしょうか。私はできないことばかりで、めげそうになりながらの日々なのですが、そんな中でも「続けていけばいつか良いことがある」「今を乗り越えて、この先何かつかめるものがあったらいいな」と、『THE SECOND』の芸人さんたちを見て思います。

  • (C)フジテレビ

■「これは、出演する芸人さんが得する番組なんです」

――日置さんは、この大会への期待というのはいかがでしょうか?

日置:優勝した方が今後自分の担当している番組に出てくださって跳ねたりしたらいいなと思いますし、楽しみです。「ノックアウトステージ」からこんなに盛り上がるんだ、名前の知らない人がこんなに面白いんだって思ったくらいなので、優勝されなくてもいろんなネタ番組に呼ばれたりするといいですよね。それと、こういう賞レースの演出をやらせてもらうのは初めてなので、また今までとは違う景色が見られるのかもしれないなとも思ってます。

小室:ワクワクと緊張だったら、どっちが大きいですか?

日置:ん~、一番あるのは怖さですかね。

――本当に今、お笑いの賞レースってちょっとでも何か起きると制作側が叩かれるという風潮がありますもんね。

日置:カメラマンや照明などの技術スタッフとの打ち合わせのときに、こんなこと言っちゃいけないなと思いながら「すいません、こんなリスクのある番組を一緒にすることになりました」って言っちゃったんですけど(笑)、「でもこれは、出演する芸人さんが得する番組なんです」という話をしたんです。だから、とにかく事故のないように。放送尺にちゃんと収まる、得点がちゃんと出る、誰も炎上しない、この3つが達成できたらいいなと思います。

――とは言え生放送ですから、予想のつかないハプニングが起こり得るということですよね。

日置:もちろん、あるでしょうね。

小室:それも生放送ならではですよね。