――『ドンブラザーズ』のテレビ放送開始から1年以上の歳月が経ちました。樋口さんと石川さんが初めて顔を合わせたころから、現在までで印象が変わった部分はありますか。

石川:根本的なところは何も変わっていませんね。

樋口:お互い、最初に会ったときとほとんど変わらない印象で、関係性がより深くなった感じです。

石川:幸平くんは初めて顔合わせしたときから、僕をサウナへ誘ってくれて、そこで仲良くなりました。最初の1、2日目くらいですよ。ああ、こういう感じでいけるんだとわかって、他の方たちとも接しやすくなりました。

樋口:僕は、好きなものを好きな人と共有したいと思う人間なので、だからサウナ一緒に行こうよって、誘うんです。雷蔵は初めて会ったときから、今のように「しっかりしてるなあ」と思ったし、ずっと同じ感覚で仲良くしています。

――タロウもジロウも非常に極端な性格で、他人との接し方にもクセがありますが、素のお2人を知っている身近な方たちから「役とのギャップ」を指摘されたりしますか?

樋口:僕はめちゃくちゃそういうことあります。まったく別の仕事のとき、ディレクターさんから「樋口さんってこんな人なんですか」って驚かれたこともありました(笑)。

石川:実際には、タロウみたいな人はいないですから(笑)。

樋口:ドンブラザーズや桃井タロウのことを知っている人でも、普段の僕とイメージが結びつかないみたい。仕事先でドンブラザーズとかタロウとか、バレたことがないんです(笑)。

石川:僕の場合、外で「ジロウだ」って気づかれることがけっこうあります。普段着ている服も派手なものが好きだからかな(笑)。以前、友だちと一緒にショッピングモールへ行ったとき、ガチャガチャが好きなのでハイテンションで回していたら、子どもたちに囲まれたことがありました(笑)。

――まだVシネクストをご覧になっていない方、そしてリピート鑑賞を考えている方たちに、お2人から見どころを教えてもらえるでしょうか。

樋口:「異色」のスーパー戦隊同士がひとつになった作品です。このVシネクスト、子どもたちはもちろんなんですが、大人の方にもしっかり笑えるような、楽しい内容になっています。最近「笑顔」が足りてないな~なんて人に、ぜひ見ていただきたいです。

石川:ドンブラザーズとゼンカイジャー、決して似ているわけではないんですけど同じベクトルに存在する戦隊ですから、2つが重なると好きな方にはもう大好き!なVシネクストになっていると思います。ドンブラザーズのキャストはテレビシリーズから引き続き、みんな調子に乗っています(笑)。たくさんのキャラクターがからむストーリーの面白さと、戦うところはしっかりと戦う、2大戦隊のカッコいいところをお楽しみください!

■プロフィール
樋口幸平(ひぐち・こうへい) 2000年生まれ、兵庫県出身。プロサッカーSC相模原の育成選手を経て、2020年よりモデル・俳優として芸能界入り。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022年)ドンモモタロウ/桃井タロウ役で主演を務める。

石川雷蔵(いしかわ・らいぞう) 2003年生まれ、埼玉県出身。2017年、スターダストモデルオーディションに合格し、芸能界入り。テレビドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(2022年)や、映画『高津川』(2022年)など幅広いフィールドで活躍。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022年)ではドンドラゴクウ・ドントラボルト/桃谷ジロウを演じた。

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