――記憶力以外にも成長を感じていることはありますか?

精神力が鍛えられたと思いますが、自分的にはまだまだ全然弱いなと感じているので、もっと強くなっていきたいです。

――どういうところが弱いのでしょうか?

人の言葉に敏感で、一つ一つの声にすごく弱いです。ファンの方の声はすごく幸せですが、アンチの方の声が届くと、何か言われたらみんなそう思っていると思って落ち込んでしまうタイプなので。

――どうやったら強くなれそうですか?

見ないことが一番かなと! うれしいコメントだけを見るようにしていきたいと思います。

――=LOVEのプロデューサーである指原莉乃さんから言われた言葉で大事にしていることがありましたら教えてください。

「なぎさは責任感が強くて、自分が決めたことは絶対に曲げないし、仕事をちゃんとするよね」と言ってくださった言葉はすごく覚えています。私自身、決めたことは絶対に曲げたくないし、やり通す自信を持っているので、そう言っていただけたときはすごくうれしかったですし、これからもそうありたいと思っています。

――芸能界に入る前から責任感が強いタイプでしたか?

そうでもなくて、この世界に入ってからだと思います。アイドル時代に仕事を休んだことがなくて、握手会もサイン会もライブも本当に一度も休んだことがないんです。疲れていても責任感を持ってやり抜くところは、指原さんも認めてくださった強みだと思います。

――どうしてアイドルになってそうなれたのでしょうか。

ファンの方たちは自分のためにお金や時間を使ってくださっているので、その方たちを裏切るわけにはいかないなと。その日しか行けない方もいるだろうし、とにかくどの仕事も全力で頑張ろうと思っていました。

――ファンの方のためにというのが一番の原動力なわけですね。

はい! これからもそれが一番の原動力だと思います。

――今後は女優としてどのようになっていきたいと思い描いていますか?

いろんなお仕事をやらせていただきたいと思いますし、どんどん成長して自分の夢を叶えていけるように精一杯努力したいなと思います。

――自分の夢とは?

学園モノのドラマに出たい、少女漫画のヒロインをやってみたい、朝ドラに出てみたい、戦隊モノに出演したい、CMに出たいとか、いろんな夢があります。全部同じくらい思いは強いので、どれも叶えられるように頑張っていきたいです!

  • 『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』特別編・後編の場面写真 (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

■齊藤なぎさ
2003年7月6日生まれ、神奈川県出身。2017年に指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVEの初期メンバーオーディションに合格し、同年9月にシングル「=LOVE」でデビュー。2023年1月に開催された卒業コンサートをもってグループを卒業した。女優としては、オムニバス映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』の「ナツヨゾラ」で主演を務めたほか、ドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』『明日、私は誰かのカノジョ』(2022)などに出演。現在、ABEMA『花束とオオカミちゃんには騙されない』に出演中。5月2日・9日放送の『明日、私は誰かのカノジョ』特別編で主人公・ゆあを演じ、7月7日公開の映画『交換ウソ日記』にも出演する。

ヘアメイク:夢月(Three PEACE) スタイリスト:八木下綾(J styles) 衣装:MILK