また、「人と比べない」ということも、楽しく仕事をするために大事だと考えている。
「芸能界の仕事をしていて、とんでもなくすごい人がいっぱいいるから、そこと比べても自己嫌悪になるだけで全く意味ないなと。唯一無二の方が魅力的に感じるので、自分も人と比べず、自分が面白いと思うことや、やりたいことをやるだけ。自分の内に持っているものを増幅させたほうが唯一無二になれるのではないかなという単純な発想です」
いつ頃からそうなれたのか尋ねると、「これはけっこう前です。『めちゃイケ』(『めちゃ×2イケてるッ!』)やっているぐらいかな」と答えた。
人と比べるのではなく、自分らしさを大切に。その一つが、加藤にとっては“狂犬”だ。「年齢とともに変わっていきますが、やっぱり思ったことは言いたくなりますね(笑)」
4月26日に54歳の誕生日を迎えたばかり。54歳の抱負を尋ねると「これをやりたいというのは別にないですけど、面白そうなこと、より楽しめるものをやりたいです」と回答。
「楽しむという感情は常にありますが、さらにそれがもっとワクワクするものになっていったらいいなと。自分がまだ経験していないことが一つでも多くこの1年であればいいなと思います。初めてというのが一番ドキドキしますから。そういう経験ができる年にしたいです」と“初挑戦”に意欲を見せていた。
そして最後に、本作について「3作目の今回が一番面白いです。ロケットがなんであんなに狂暴なのか、なんであんなにメカに強いのか、全部わかるストーリーになっています」と熱くアピールした。
1969年4月26日生まれ、北海道出身。1989年に山本圭壱とお笑いコンビ・極楽とんぼを結成し、フジテレビ系『とぶくすり』『めちゃ×2モテたいッ!』『めちゃ×2イケてるッ!』などで活躍。2006年4月から今年3月まで『スッキリ』(日本テレビ)でMCを務めるなど、司会者としても活躍。俳優として『オヤジぃ。』(TBS)、『人にやさしく』(フジテレビ)、『ブラックジャックによろしく』(TBS)、『ブラックペアン』(TBS)などにも出演し、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズではロケットの日本語吹き替えを9年間にわたって務めた。