TBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)で消防士・白浜優斗役を演じている赤楚衛二にインタビュー。本作での役作りや主演の山田裕貴らとの共演の感想など話を聞いた。
本作は、都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で、乗客たちが生き抜くためのサバイバル生活を繰り広げる物語。この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じている。
赤楚は自身が演じている優斗について「生徒会長みたいな役柄です」と紹介する。
「過去にある経験をして、何があっても人の命を助けたいという人物ですが、演じてみて過去の出来事が衝撃的でしたし、このトラウマがあるからいろんなことに関わってしまうくらい気持ちが先行してしまうのだろうなと思います」
劇中ではしっかり者を演じているが、現場ではおっちょこちょいな一面も見せているという。
「僕の役が一番しっかりしてないといけない役なのですが、足場の悪い撮影場所ではよく転ぶというか滑ります。滑るたびに『おい消防士!』って言われます(笑)」
■山田裕貴と上白石萌歌との共演の感想
主演の山田については、「すごく熱くていい方」という話を先輩俳優らから聞いていたそうで、実際に本作で初共演して「そのままだなと思いました」と印象を述べる。
現場では「MBTI診断」(性格診断テスト)を楽しみ、山田は「絶望的なロマンチスト」、赤楚は「陽気なサイコパス」、上白石は「明るい少年少女」という結果に。
赤楚は、山田の「絶望的なロマンチスト」という診断について当たっている部分もあると言い、また、「優斗にも近い部分がある」とも。そして、「直哉自身の奥行きがあって、より山田くんの中身をもっと見てみたいなという状況です」と山田の内面に興味津々の様子だ。
上白石については「最近見たドラマがコメディチックなものだったので面白い方なのかなと思ったら、そのまま面白い方で、現場ではボケたりツッコんだりしています。もっと面白さを楽しんでいきたい」と話していた。
もし本作のように、電車に乗っていて未来の荒廃した世界にワープしてしまったら「すぐ脱落する自信あります」と言う赤楚。「今回の現場も花粉でやられましたし、難しいですね。この3人だったら僕は一番最初に脱落します」と予想した。