バランスディスクなら導入は簡単

バランスボールのような巨大な球体を自宅に入れるのは無理があるという人もいるだろう。その場合、バランスボールほどの不安定感は期待できないが、似たような効果を狙うガジェットとしてバランスディスク(クッションタイプ)を導入するという方法がある。

バランスディスク(クッションタイプ)は、バランスボールと同じく空気入りのゴム円だ。球体ではなく、その形状は座布団に近い。丸い座布団だ。このガジェットも不安定さを生かして、トレーニングに使われている。

  • GronG バランスディスク バランスクッション

    GronG「バランスディスク バランスクッション」

バランスディスク(クッションタイプ)はバランスボールほどは不安定ではなく、どちらかというと若干ゆらゆらする座布団のような感じがある。普段使っている椅子に座布団の代わりに敷くことで使うことができる。バランスボールほどは不安定にはならないものの、似たような効果が期待できると考えられている。

バランスディスク(クッションタイプ)は厚みが5cm~6cmくらいあるので、座布団の代わりに椅子に乗せて使うとその分座位が高くなる。これは使いにくさと直結するので、可能であれば高さ調整が可能な椅子で使ったほうが便利だ。バランスディスク(クッションタイプ)を載せた分だけ高さを下げると、比較的違和感なく使い出すことができる。

バランスディスク(クッションタイプ)の効果を狙いたいのであれば、背もたれやアームレストのない丸椅子のような椅子を使うとよいと思う。背もたれがあると寄りかかってしまうが、背もたれがないと背筋の伸ばして座る必要が出てくるので、比較的姿勢を意識しやすくなる。

最初のうちはこれまで使っていなかった筋肉が疲れると思うが、そこでマッサージガンを使って疲労回復を促すというわけだ。慣れてくると姿勢を維持する筋肉が鍛えられて、背中を伸ばしたまま座っていられるようになる。

基本は体を動かすこと

マッサージガンといったガジェットは凝った部分をほぐして回復を促すという効果が期待できるものの、基本的には体を動かすというのが体を適切に維持するための仕組みなので、運動をすることが推奨される。1日30分の散歩やウォーキングでもよいので、とにかく体を動かす習慣をつけることが大切だ。

しかし、どうしても運動習慣が身につかないという場合は、マッサージガンのようなガジェットを使って疲れた部分をほぐすのは悪くない対応だ。何もしないよりはいいはず。マッサージガンは体のメンテナンスとして習慣化する人も多いし、なにせ使っていて気持ちがよいので手元に置いておいて悪くないデバイスだ。

パソコンをメインで使う仕事はどうしても運動が不足しがちになる。普段の生活にできれば運動の習慣を取り入れて、健康なビジネスライフを楽しんでいただければと思う。