――金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』では、香里奈さんが演じた尾崎莉桜の高校時代を務められましたが、いかがでしたか?

難しかったですが、この作品では本当に金子監督からいろんなことを勉強させていただきました。莉桜はやんちゃな部分だったり影のある過去がある役だったので、口調を強めにしたり、少しチャラめにしたり、また、監督から目力についてなど演出していただきました。

――特に監督に言われたのは目力ですか?

表情や目力、セリフの言い方など、すべてを教えていただきました。自分としては表現しているつもりが、カメラを通して見ると全然伝わっていないということに気づき、下手だなと悔しさも覚えましたが、まだまだ成長できるんだなと思いました。

――香里奈さんの役の高校時代ということに関しては、いかがでしたか?

私がレギュラーを務めている『超無敵クラス』に香里奈さんがゲストで来てくださって初めてお会いしたのですが、そのときに『ドラマよろしくね』という感じで声をかけてくださって、『あ、私って香里奈さんの高校生役をやっていいんだ』と思いましたし、そこで一声いただいたからできたというか、とてもありがたかったです。

――TBSの金ドラということで、反響も大きかったのでは?

メインキャストではないですが、すごくたくさんのお声をいただいて、影響力すごいんだなと思いましたし、ありがたい反面、自分の演技に悔しさもあったので、いろんな感情がありました。

――悔しさもあったということですが、テレビドラマのやりがいも感じられましたか?

そうですね。影響力の大きさを感じ、やっぱりすごくやりがいのあるお仕事だなと思いました。この作品でもいろいろなことを勉強できたので、この経験を活かして成長していけたらと思います。

■安斉星来(あんざい・せいら)
2004年2月17日生まれ、神奈川県出身。2021年にABEMA『虹とオオカミには騙されない』で芸能活動をスタートさせ、モデルやタレント、女優と幅広く活動。主な出演作は、ドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』(22/日本テレビ)、『100万回 言えばよかった』(23/TBS)など。現在放送中の『往生際の意味を知れ!』(MBS・TBS)では主人公の妹・日下部珠緒役を演じている。『超無敵クラス』(日本テレビ)にレギュラー出演中。また、ヘアアイロン・ヘアドライヤーブランド「ヴィダルサスーン」のアンバサダーを務めている。