• (左から)岩井勇気、進行の小山内鈴奈アナウンサー、澤部佑

――この番組は、ハライチさんとは長いお付き合いの佐久間宣行さんと、フジテレビの木月洋介さんが演出・プロデューサーです。

澤部:去年の1回目をやったときは、佐久間さんがフジテレビ初演出だったんですよね。さらに、『ピカル(の定理)』とかでいろいろお世話になってる木月さんということで、「おおー!」ってなったんですけど、今は佐久間さんがいろんなところに出尽くしてるんで、もうレア感はなくなってますよね(笑)。でも、すごい方と一緒に仕事ができて、ありがたいです。

岩井:佐久間さんはもうフジテレビで出役になりますからね(笑)。でも、俺らがトークベースの企画が合ってるというのが分かってると思うので、そういう考えで企画を作ってくれるのはやりやすいです。1週目なんて特にそんな企画だったじゃないですか。2週目の「ギャルゲー」にしても、トークしながら進めていくという感じで、そういうのが俺らが生きると思ってくれてるんだなと思います。

――「ポップカルチャー」をフックに、今後もいろんなバラエティ展開ができるのではないかと思いました。

岩井:ポップカルチャーを使ってお笑いをやってましたけど、オタク心をくすぐれるようなメンツだったので、ポップカルチャーが好きな人が見ても「かゆいところに手が届く」と思うような、ハイブリッドな番組になりそうな気がしますね。

澤部:私はポップカルチャーがあんまり分かりませんので、今後どうやったら笑いに落とし込みやすいのか分かりませんけど、2週目に放送されます「ギャルゲー」だけでも、だぶん一生できそうな感じがしました(笑)。ほかの芸人さんでも、芸人さん以外でもいくらでもプロデュースできるし、1人のキャラをもっと掘り下げてみてもできるでしょうしね。広がりを感じました。

――「ギャルゲー」は、大橋彩香さんの吹き替えもすごかったですよね。

岩井:すごいですよね。演じ分けもそうですし、こっちがお願いしたことをただ言ってるだけじゃなくて、そのキャラクターに落とし込んだ口調にしてくれるんですよ。細かく指示しなくても、大橋さんを通すとあのキャラクターになるという感じがすごかったです。最後のほうは、こっちが適当に言っても、自分でセリフにしてくれたんで。

――澤部さんはそれに見事に翻ろうされていました。

澤部:こっちは本当にゲームのプレイヤーとして楽しんでましたから(笑)。もうこれから普通のギャルゲーができなくなっちゃうんじゃないかと思うくらい、ぶっ飛んだ設定で面白かったです。

■『ぽかぽか』は2時間の程よい長さで

――ハライチさんと言えば、1月に『ぽかぽか』がスタートして、4月から1時間凝縮するという珍しいパターンですが、新年度の意気込みはいかがでしょうか。

澤部:3時間でやってるのが、初回で4月から2時間になるって発表してちょっと話題になり、まだまだ先なんだろうなと思ってたら、あっという間に3カ月経ちましたからね。3時間も楽しくやってるんですけど、疲れちゃうんで、2時間の程よい長さでより楽しくやってる姿をお届けできると思います。

――先日『ぽかぽか』のスタジオにお邪魔しましたが、お客さんと一体になって、すごくいい雰囲気ですよね。

澤部:3時間もあるとチーム感ができるんで、楽しいですよね。

岩井:僕は、昼の帯もやって、こうやって深夜にポップカルチャーの番組をやるっていうバランスがすごく良いんです。“ミニミニタモリ”になりたいです(笑)

澤部:そういうのは自分で言わないほうがいいから! でも、なりたいですよね。

――『タモリ倶楽部』と『笑っていいとも!』のように、陰と陽の関係性がいいんですか?

岩井:あんまりスタンスを変えてるつもりはないんですけど、使う脳みそが違う感じなんで、すごく楽しいんですよ。

――では、『ポップハライチ』のレギュラー化も期待しております!