――今後のカマシカちゃんの活躍も楽しみですが、デジタルアートはいつから始めたのでしょうか。

子供の頃から絵を描くことは好きで、アニメのキャラクターなどを紙に描いていました。デジタルになったのはここ数年です。持ち運びが楽なんです。地方に行くときに画材を持っていく必要がなく、タブレットさえあればどこでもできるので。

――カマシカちゃんのデザインはすぐに思い浮かびましたか?

最初は性別を超越していたのですが、女の子のほうがかわいいということになって、女の子にして頭身も変えて、服も変えて、けっこう試行錯誤してできたカマシカちゃんです。

――一番お気に入りのポイントは?

目ですかね。キャラクターって目で決まると思うので。

――愛くるしい目ですよね。

かわいいですよね! あと、脚が少しむちっとしていて、そこもポイントです。折れるようなシカの脚ではなくて、むちっとした甘えん坊の脚がかわいいなと。

――PR動画では、瀬戸さんが嘉麻市のスポットを巡り、カマシカちゃんと共演も。「カマカマ」というカマシカちゃんの話し方がすごくかわいいですが、共演していかがでしたか?

うれしかったです(笑)。自分の絵が動くってうれしいですよね。こんなに動いたのは初めてで、テンション上がりました。

――カマシカちゃんの声は妹のさおりさんが担当されています。

なかなか兄妹って共演する機会がないので、こういう形で共演できてよかったです。声はもうちょっとかわいくできるはずなので、指導しておきます(笑)

――十分かわいかったですよ!

もっとかわいくなります! アニメあるあるですけど、声も進化していくのでお楽しみに。

――非売品のカマシカちゃんのバッジを見せていただきましたが、今後グッズも展開していくのでしょうか。

グッズもいろいろできたらなと思っています。あと、石のオブジェがほしいですね。通学路になつきちゃんの石像があってずっと見てきたので、オブジェ的なものに憧れます。

――ピンクの色もかわいいので、石像とカラーのオブジェ、両方見たいです。

そうですね! フォトスポットになりそうですし、できたらいいなと思います。

――プロジェクトのゴールとして目指すところは?

やはり、旅行で来てくれる人も住んでくれる人も増えてにぎやかになることですね。そして、嘉麻市の人たちももっと元気になっていくといいなと。そうすると嘉麻市全体がどんどん元気になると思うので。

――最後に改めて、同プロジェクトへの意気込みをお聞かせください。

嘉麻市は自然を生かしたアウトドアシティを目指していて、アクティビティも増えてきていますし、美術館も芸術が感じられるとても素敵な美術館なので、行っていただきたいです。皆さん嘉麻市に遊びに来てください! 僕も地元とコラボしたり、いろんな表現の仕方をこれからも探していきたいなと思っています。

■瀬戸康史
1988年5月18日生まれ、福岡県出身。2005年に芸能界デビュー。近年の出演作に、ドラマ『ルパンの娘』『霊媒探偵・城塚翡翠』『鎌倉殿の13人』、映画『コンフィデンスマンJP英雄編』『愛なのに』、舞台『日本の歴史』『彼女を笑う人がいても』『世界は笑う』など。『愛なのに』で第44回ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞した。今年2月には地元・福岡県嘉麻市と手を組み「SETO×KAMAプロジェクト」として地方創生プロジェクトを発足し、PR動画に出演。舞台『笑の大学』が上演中。4月7日・8日に主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』が放送される。