――松村さんは今回のようなドラマや映画に、モデル、バラエティ、さらにアパレルブランドも立ち上げるなど、マルチに活躍されていますが、どのような意識でいろんなジャンルに挑戦されているのでしょうか?
松村:私はアイドル出身なんですけど、アイドルって本当に何でもやる職業なんですよ。だからなのか、今も「あれもこれもやりたいな」って思っちゃって、「これ!」って1つには絞りたくないなと思うんです。その中で、1つ1つのことを疎かにはしたくないという気持ちがありますね。
――例えばバラエティの仕事が演技に生きるとか、演技の仕事がバラエティに生きるとか、そういった効果はありますか?
松村:意外とないと思います。自分自身、1つに根を詰めると、身動きが取れなくなるくらい頭の中が「うーん!」ってなっちゃうタイプなので、いろんなことをバランスよくできているのが、自分にとってもいいのかなと思いながらやってるんです。それぞれのジャンルで、周りから見ていただいたときに「この子はこういうのに強いよね」っていう分野を見つけていけたらいいなと思います。
――でも、現場のムードメーカー的な部分でバラエティスキルを感じるところはありませんか?
美波:もう、めちゃくちゃすごいな!って思いますね。生粋のエンターテイナーというか、本当に太陽みたいな存在です。松村さんがいると周りがすぐ明るくなって、いなくなったらすごく静かになるんですよ。
松村:すごい重要やん! うれしい!
曽田:それと、人の話をすごく聞いてくれるんです。たまに止まっちゃうときもあるんですけど(笑)、「ふーん」って流すんじゃなくて、ちゃんと答えようとしてくれるので、とても話しやすいなと思いました。
――やはり、バラエティスキルも生きてたんですね。
松村:たしかに! いろんなことやってて良かったです。気づかせてくれて、ありがとうございます。
■恋愛へのコンプレックス「共感できる部分が大きい」
――では最後に、ドラマの見どころをお願いします。
美波:6人の男女が「恋家」というシェアハウスで同居して関係を築く中で、お互いが持っている考え方とか、価値観とか、行動に触れ合って前向きに成長していく姿を、注目して見ていただければと思います。
曽田:どのキャラクターの人生を追ってみても面白いラブストーリーや葛藤とか、楽しさとかが見られるので、ぜひ“推し”を見つけて楽しんでください。
松村:しょう子さんは恋愛に対してコンプレックスがあるので、その部分に対して皆さん共感できる部分が大きいのではないかと思います。恋模様だけじゃなくて、人間模様もすごく深くて、そこも皆さんにとってすごい共感できるポイントだと思うので、友達とかと見て、みんなで盛り上がってくれたらうれしいなと思います。