――豊嶋さんは1歳のときに芸能活動をスタートされましたが、ご両親が芸能界に入れたいという思いがあったのでしょうか。

そうですね。最初は思い出作りみたい感じでやらせてもらいました。

――覚えている最初の仕事は?

5歳のときに『外事警察 その男に騙されるな』という作品で初めて映画に出演させていただいたのですが、その作品が最初の記憶です。その頃は習い事みたいな感じで、みんながピアノの発表会に行くみたいな気持ちで撮影に行っていました。

――そこからいろんな作品に出演する中で、この仕事をずっとやっていきたいと思うような転機はありましたか?

小学5年生ぐらいのときに『トットちゃん!』(黒柳徹子の幼少期役)に出演したのですが、その作品から演技をもっとちゃんとやろうと思いました。

――どうして演技への思いが強まったのでしょうか?

作品もトットちゃんというキャラクターも好きで、トットちゃんをどうしてもやりたくて、オーディションを勝ち抜くために頑張って練習したからです。実際にトットちゃんを演じることができてすごくうれしかったですし、自分で考えて演じる楽しさも感じました。

――そこからさらに経験を重ねられ、今は女優業に対してどんな思いですか?

将来もずっと続けていきたいお仕事です。カットがかかった瞬間のふわっと現実に戻る感じと、クランクアップしたときの達成感がすごく好きで、やりがいを感じています。

――今後、どんな女優になりたいと思い描いていますか?

一番の夢は日本アカデミー賞を受賞することです。そして、「この人この役もやっているんだ!」と思ってもらえるような女優さんになりたいと思っています。

――アカデミー賞を受賞したいと思ったきっかけは?

授賞式を見ていて私の憧れの女優さんや俳優さんがいっぱい出演していて、私もこのカーペットを歩きたいと思いました。

――有村さんへの憧れを口にされていましたが、やはり目指すべき存在となっているのでしょうか。

有村さんは女性としても女優さんとしても本当に尊敬している方なので、私もいつか有村さんみたいになりたいなと思っています。