今月1日に行われた「MARNI(マルニ)」のファッションショーでは、夫婦2ショットを披露し話題を呼んだ。

改めて結婚後の変化を尋ねると、「周りから『結婚して丸くなった』『落ち着いた』と言われることが多いです。心の安定は自分でも感じていて、それによって変化があるみたいです」と答えた。

槙野は自身のSNSや番組で、高梨のことを「妻でありながらライバル」などと表現している。

高梨は「私は全然ライバルだと思っていませんが、勝手にライバル視を」と笑い、「当然のことですが、私はやると決めた仕事は一生懸命やるので、いつも『すごい』と言ってくれて。そういう姿を見て自分も頑張らなきゃ、ライバルだと思っているのだと思います」と話した。

槙野がテレビ出演する際には高梨が助言することもあり、心強いアドバイザーに。「サッカーに関してはもちろん何も言えませんが、テレビに出演する際などは『こういう立ち位置でこういう風にやったほうがいい』というのがわかるので、いろいろ言ってしまいます」

カタール・ワールドカップ(W杯)の解説を務めた槙野にどんなアドバイスをしたのか尋ねると、「W杯は本田(圭佑)さんがとても自由にやられていたので、『2人とも同じ感じでやってもしょうがないから、槙野くんは普通に解説して、面白いところが少しあればいいんじゃない?』と言いました」と明かした。

逆に槙野から仕事のアドバイスをもらって助けられたことを尋ねると、「1個もないです。芝居も下手だし」と笑いつつ、「セリフを覚えるのが大変な作品はセリフ合わせに付き合ってもらっていて助かっています」と感謝。

そして、自身にとって槙野はどんな存在か尋ねると「私の心のメンターです」と答え、「落ち込んだり、苦しいときや疲れているときに励ましてくれるし、会うと元気になるので、すごく支えになる存在です」と強い絆を感じさせた。

さらに、「槙野くんから『ちゃんと目標を持って生きろ』と言われているんです」と告白。付き合っていたときも「目標は何?」と聞かれたそうで、高梨はすぐには答えられず「1週間ください」と言い、1週間後に「生活のリズムをちゃんとして生きる」という身近な目標を掲げたという。

ちなみに槙野はそのとき「絶対W杯に出る」と話していたそうで、ロシアW杯でその目標を達成。昨シーズンで現役を引退すると、今は「監督になる」という目標に向かって突き進んでおり、高梨は「頑張ってという感じです。資格を取るのも大変みたいですが、それは応援することしかできないです」と優しく見守っている。

そして、自身については「これという目標は特にないですが、もちろん仕事は続けていきたいですし、演じたことがない役に挑戦してみたいです。また、行ったことない国に行ってみたくて、半年くらい海外に住んでみたいという夢もあります」と述べ、「今、仕事が楽しいですし、旦那もいて犬もいてすごく幸せなので、この生活が続けばいいなと思っています」とほほ笑んだ。

■高梨臨
1988年12月17日生まれ、千葉県出身。2005年に芸能活動を開始し、2007年に女優デビュー。ドラマ『花子とアン』(14)、『恋がヘタでも生きてます』(17、『西郷どん』(18)、『結婚相手は抽選で』(18)、『アンラッキーガール!』(21)、『PICU 小児集中治療室』(22)などに出演。映画では、『GOTH』(08)で初主演し、主演映画の『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12)は、第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品された。近作では、『夏への扉ーキミのいる未来へー』(21)に出演し、日英合作映画『Cottontail』が2023年公開予定。