――始まったころはセレブインフルエンサーとして、戦いとは無縁の生活を送っていた祢音ですが、最近では変身前でもジャマトをどんどん倒していくほど強さを増してきました。アクションシーンについてはいかがですか。
祢音ちゃんも成長してきていますからね。でも『ギーツ』のライダーの中ではカッコいい担当が他にたくさんいるので、ジャマトと戦う場面でも勇ましいだけでなく可愛らしさを残しながらアクションしている感じです。
――祢音の家出を絶対に許さない、いかにも厳しそうな母親・伊瑠美を演じる遊井亮子さんとの共演シーンについてのご感想を聞かせてください。
撮影に入る前、プロデューサーさんから聞いていたのは「祢音のお母さんは怖いよ。でも遊井さんは優しいからね」ということでした。第4話で、お母様からビンタされるシーンがありましたけど、実体験でビンタをされたことがないので撮影前は緊張していました。実際は当たってなくて、カメラワークでビンタされたように見せているんですけど(笑)。シーンの合間、遊井さんがすごく気さくにお話してくれて、お芝居でも私がやりやすいように「ここ、どうしたらいい?」なんて聞いてくださるので、ああ~優しい方だなあ……と感激していました。お母様の厳しさは、祢音への愛の大きさでもあります。今後、母娘の関係がどんな風に変化していくかにも注目していただきたいです。
――家出して街を歩き回る祢音を発見し、屋敷へ連れ帰ろうと奮闘する2人の屈強なSP(ベン/マイケル・K、ジョン/トム・コンスタンタイン)のキャラクターがコミカルで、いい味を出されていますね。
あのお2人、面白いですよね。『ギーツ』はシリアスで重い内容が続くので、SPが祢音に翻弄されて右往左往するシーンでクスッと笑ってもらい、息抜きになっていればいいなと思います。
――劇中で祢音が配信している番組「スーパーセレブ祢音TV」と「東映特撮YouTubeOfficial」とのコラボ企画「日曜日のノラネコ」ダンス動画が公開され、すごい反響がありました。第3話でも披露されたあのダンスについてのお話を聞かせてください。
ダンスは得意じゃなくて、むしろ苦手だと言ったほうがいいくらいだったんですが、それでも振り付けを覚えるのには自信がありました。ダンス練習のときもすぐに覚えて、スムーズに収録できたと思っています。アップされた時点でたくさんの温かいコメントをファンのみなさんからいただけて、とてもうれしかったです!
――いよいよ公開日が近づいてまいりました映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』ですが、テレビの「デザイアグランプリ」と一味違う「デザイアロワイヤル」が行われる世界観や、『ギーツ』と『リバイス』がコラボする物語も注目ですね。
いつものテレビシリーズとはちょっと違う雰囲気があるな、と思いました。台本を読んでいくと予想外の展開がいくつかあって、驚かされました。『ギーツ』をいつも観てくださるファンの方たちにとって、かなりアツい物語になるんじゃないでしょうか。今回の映画、私としてはギロリさん(演:忍成修吾)がカッコいいなと思いましたし、ツムリちゃんの「小悪魔」バージョンもすごく可愛く仕上がっていて、オススメです。
――共演された『リバイス』キャストの中で、特に印象的だった方はどなたですか。
五十嵐さくらちゃん(仮面ライダージャンヌ/演:井本彩花)と共演するシーンがあり、まる1日ずっと一緒に撮影をしていました。思い出深いのは2人の「変身」で、すごく緊張感を伴う場面での変身だったため、いつもの変身ポーズを取っていないんです。さくらちゃんの迫力ある「変身!」ってセリフが聞けて、すごく刺激になりました。井本さんは私よりひとつ年上で、去年まで高校生でした。私がいま高校生なので、休憩時間はずっと学校生活のお話などプライベートな話題で盛り上がっていました。
――『ギーツ』と『リバイス』のクロスオーバー的な部分を実感するシーンはありましたか。
ありました! 「しあわせ湯」のお風呂に入るシーンがあるんです。実は、そのお風呂のシーンが映画のクランクインの日だったんです。映画ということでいつもより緊張しながら現場に行ったのですが、『リバイス』で見慣れていた銭湯が舞台だったため、すんなりと入ることができました。緊張もすぐほどけて「うわあ……本物の“しあわせ湯”だ!」と思うとテンションがグッと上がりました。
――星乃さんご自身も銭湯や温泉はお好きなんでしょうか。
最近、ひとり温泉、ひとりサウナにハマっていて、撮影が早く終わったときやお休みの日は、ひとりで温泉に出かけることが多いです。もともと、お風呂は「暗くて狭い」ところが好きでした……って、こんなお話をすると「闇」を抱えてると思われますけど、そうじゃありません(笑)。照明を暗くしてお風呂に入っていると心が落ち着いて、その日あった出来事についていろいろ考えることができるんです。でも最近は、広い温泉に入ってのびのびするのもいいなって思うようになりました。
――映画における祢音の見どころを教えてください。
追いかけてくるジャンヌから身を隠すため、私が「マネキン人形にまぎれる」シーンがあるんですけど、可愛らしさと面白さの祢音ちゃんワールド全開なので、そこはぜひ注目してほしいです。テレビと同じく映画でも祢音ちゃんは頑張っていますので、楽しみにしていてください。よろしくお願いします!
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