法外な金利で金貸しをする闇金融業者と債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた人気漫画を原作とする実写シリーズ『闇金ウシジマくん』。そのシリーズ最新作で、映画Part2から登場した高橋メアリージュン演じる犀原茜(さいはらあかね)を主人公とするドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS:毎週火曜24:59~、TBS:毎週火曜25:28~、dTV・Netflixにて配信中)が現在放送・配信中だ。
マイナビニュースでは今回、同作でひとり息子を連れてDV夫から逃げ、借金返済のために風俗嬢として働くシングルマザー・桜井ともか役を演じる古畑星夏にインタビュー。自身にとって挑戦的だったという役作りの方法や、同作に多くの人が引きつけられる理由などについて語ってもらった。
■楽しんでお芝居をすることができた
――出演キャスト発表に際して、「ずっと大好きな作品の新シリーズに出演できて、とっても嬉しかったです!」とコメントされていましたね。
ドラマをずっと観させていただいていて、映画は家族と一緒に観に行くくらい大好きな作品でした。本当に面白い作品だなと一人のファンとして思っていたので、その作品の登場人物として出演させていただけることになったのはすごく嬉しかったですし、家族にも「すごいね!」と言ってもらいました。
――コメントでは「今回私の中ですごく難しくて挑戦的な役作りが多かった」とも。役作りはどのように行ったんですか?
シングルマザー、風俗嬢というこれまでに演じたことのない役柄だったので、最初は正直どんな風に演じればいいのか悩みました。でも、監督と相談させていただきながら、現場でともかという役を作っていき、事前に台本を読んで一人で準備をしている時よりも撮影に入ったほうが楽になったといいますか、楽しんでお芝居をすることができました。
監督の山口(雅俊)さんは基本的に現場で作品を作っていかれる方で、台本はあるんですけど、その場で変わることがほとんどなんです。そういう現場は初めてだったのですが、フラットになれるといいますか、私としてはイメージがつきやすくて演じやすかったですし、出来上がった映像を観ると、よりリアリティがあるように感じたので、山口さんもスタッフの皆さんもさすがだなと思いました。
■『サイハラさん』の面白さの秘訣は……
――今回取材させていただくにあたり、配信で作品を拝見したのですが、一日で最新話まで一気見してしまいました。
本当ですか!? でも分かります(笑)。いろんな人物像が見られて面白くてテンポもいい作品なので、たくさんの方に第1話から観ていただいて、『ちょっと観てみたら、ついつい最後まで観ちゃった!』と思っていただけると嬉しいです。