ゲームクリエイターたちの熱い話。天才ゲームクリエイター・那由他に山崎を起用した理由について「もちろんこれまでも連続ドラマに出演されていましたが、なんとなくそこまで地上波のドラマにたくさん出演しているイメージがなかったので、面白いかなと感じたんです」と新鮮な人選だったことを述べると「実際ご一緒して、すごくピュアというか、もっぴんさんに会っていただいたときも、いろいろと質問されていましたし、役に取り入れられると思うようなことを積極的にやられているんです」と語る。

そして中井プロデューサーは、山崎の役へのアプローチ方法に感心したという。「例えばフィギュアとかプラモデルに触れるシーンが結構ありますが、医療ドラマとかでもプロっぽく見せるにはどうしたらいいかという話をする方は結構多いのですが、山崎さんはもう一つ先に進んでいるというか『愛が感じられる扱い方ってどんな感じなんでしょうか』という聞き方をするんです。役に対してそういった切り取り方をするのは、とても新鮮で素敵でした」と称賛する。

そんな那由他とコンビを組む隼人役の松下の起用理由については「山崎さんが先に決まっていて、その隣で彼に負けないぐらい輝いていて魅力的な人と考えたとき、松下さんの顔が浮かんだんです。両極端なのですが、どちらも応援したくなる……2人並んだとき絵になるなと思ってオファーさせていただきました」と説明。

一方、2人の社長としてアトム玩具を切り盛りする海役の岸井については「内にすごく熱いものを秘めているのですが、それをうまく表現できない……という不器用な人間だけれど応援したくなる。そんなキャラは岸井さんにぴったりだと思ったんです。『恋せぬふたり』の演技もそうですし、東京ガスのCMで見せた顔も、今回の役と共通点があるなと感じました」と語った。

また、那由他の理解者であるネットゲームカフェの経営者兼店長・森田聡を演じるお笑いトリオ・ハナコの岡部大については「あの役柄のイメージは『半沢直樹』の上戸彩さんのような……。献身的な愛じゃないけれど、主人公に対しての心の支えになるような存在。恋人も考えたのですが、それよりも男性の方が言いたいこと言い合えるのかなと思ったんです。そのなかで、3人のコント師って、なんかバチバチしていない、仲のいい感じってあるじゃないですか。特に岡部さんの物腰の柔らかさはいいなと思って」と起用理由を述べていた。

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