TOKYO MXで放送中のドラマ『デブとラブと過ちと!』(毎週月曜22:00~ 最新話はTVerで14日間無料配信)でW主演を務めるお笑いトリオ・3時のヒロインのかなでと、メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の草川拓弥。同作は、電子書籍サイト・コミックシーモアで累計6,000万ダウンロードを突破した、ままかり氏の同名マンガを原作に、超ポジティブな記憶喪失のヒロインと若手副社長が繰り広げるラブコメディだ。転落事故から目を覚ますと正反対の明るい性格になった夢子をかなで、そして、そんな夢子が思いを寄せる若手副社長・結城を草川が演じる。
今作でドラマ初主演となったかなでに周囲からの反響や意気込みを聞いたほか、実は以前に共演経験があるという2人に、当時からの互いの印象の変化、そしてドラマの内容にちなみ、それぞれの恋愛観についてもインタビュー。「20代のほとんどを片思いで終えた」と語ったかなでが、「アピールの仕方が分からない」という草川に送った“恋のアドバイス”とは。
■初主演ドラマに反響「声を掛けていただくことも」
――ドラマ『デブとラブと過ちと!』でW主演を務めるお二人ですが、かなでさんは今作でドラマ初主演になります。女優としての活動も増えてきていますが、初主演の現場はいかがですか?
かなで:待ち時間が存在しないんだなと驚きました(笑)。すごく忙しかったんですけど、スタッフさんとか共演者さんが優しくて、本当に楽しくて、充実した時間を過ごすことができました。
ドラマが決まったときも、家族や相方にしか言っていなかったんですが、みんなすごく喜んでくれました。元々原作を読んでいて「主人公の顔が私に似ている」と相方にも話していたので、ドラマのお話をいただいたことを報告した時は、相方も驚きながら応援してくれました。
あとは、ニッチェの江上さんが原作がすごく好きだったみたいで「夢子ぴったり!絶対見るねー!」と連絡をくれました。他の仕事現場でもスタッフさんたちから、「ドラマおめでとうございます」と声を掛けていただくことも多くて。
■草川拓弥、女優・かなでの印象は「違った一面を……」
――各方面から反響が大きかったんですね。かなでさん演じる夢子の恋の相手・圭介を演じる草川さんから見て、女優・かなでさんの印象は?
草川拓弥:実はもともと、僕が所属している超特急というグループで「コント×超特急」という舞台をやったときに一度、共演していて。でもそれもすごく急な話で、本番当日に急遽、出演してくださることが決まったんです。僕ら5人が生徒で、かなでさんが先生役で1対5の構図だったので、かなでさんのセリフがすごく多かったんですけど、立ち稽古を1時間くらいしただけで本番も完璧にこなしている姿を見て、すごいなと思った印象がありました。
今回ドラマでまたご一緒できるのはすごく嬉しかったですし、8号車(超特急のファンの総称)からも「かなでちゃんとの再共演楽しみ、嬉しい」という声もたくさんいただいたので、ワクワクしていました。実際の現場でも、舞台のときとは違った一面を見ることができました!
――熱いメッセ―ジを草川さんから頂きました。
かなで:いや~、嬉しいですね……ただただ嬉しいです。主演なんて初めてですし、不安があったんですよ。撮影を終えて、こうやって言ってくださると本当に嬉しいです。現場でもスタッフさんから、「いい現場」という声をかけてもらったので、安心しました。
――草川さんからのお話しで、とてもいい雰囲気の現場だったことが伝わります。逆にかなでさんから見た草川さんの印象は初共演時から変化はありましたか?
かなで:そのコントのときは、生徒役の5人がどんどんボケてくるみたいなシチュエーションだったんです。その中でも草川さんは女の子の格好で変わったボケをされていて……(笑)。そのときはどんな人なのか、つかめなかったんですよ。今回共演するまでは、勝手なイメージで若くてイケメンなので、チャラついてるのかと思っていたんですが、すごく真面目でまっすぐな方でした。
■かなで、夢子に共感で涙「見た目とかを気にしていた時期も」
――今作では、事故をきっかけにポジティブになった夢子が仕事に恋に奔走する姿が描かれていますが、お二人はポジティブな夢子と、ネガティブな夢子のどちらに共感できますか?
かなで・草川:せ~の、ネガティブ!
草川:ポジティブがポジティブすぎるなっていう……(笑)。台本を読んでいて、ポジティブな夢子のセリフに元気をもらえることもあったんですけど、僕、元々ネガティブな性格なんです。自己肯定感も低い感じで生きてきたので、ネガティブな夢子のほうが、共感できました。あとは僕が演じた結城という役も、過去の過ちや会社での重圧からマイナスな感情が出るシーンが多かったので、そういう人間味が感じられるところにも共感できるなと思うんです。
かなで:自分なんかとか……私も思ってしまう部分があるので台本を読んでいてすごく共感して、泣いちゃったんですよ。私も見た目とかを気にしていた時期もあったので、そういう落ち込んでいた時期のこととか思い出して、すごくわかるなぁと。