■2冠獲得のステージで見せたサーヤの涙
――2冠獲得はイベントで発表されましたが、ステージではサーヤさんが泣いてらっしゃいました。あのときのお気持ちを聞かせてください。
サーヤ:あのときは映画『ショーシャンクの空に』のラストシーンを思い出して……。
加納:無理やり!? 策士やなぁ!
サーヤ:もう「これはいろんなところに使われる」と計算しまして。『ショーシャンクの空に』と『タイタニック』と『ホームアローン3』を頭に浮かべて。
加納:なんでちょっと笑える『ホームアローン』挟んでるねん(笑)。
福田:恥ずかしいことちゃうねんで。
サーヤ:……うれしかったです、深夜時代から見てくださっていた方が押し上げてくれたことが。2冠を獲ったら昇格させないわけにはいかないじゃないですか。そこまで頑張ってくれたことがうれしかったです。
■『トゲトゲ』ファンは嫌なことを書かない
――インスタグラムでは、「番組を大きくしたい」と熱いメッセージも投稿されていました。
福田:サーヤは選挙をすごく頑張ってくれていたんですよね。熱くなっているところをあまり見せないタイプなので、この番組が、サーヤにとって熱くなれる場所だということがうれしかったです。
――そのイベントや、日頃のSNSで目にしたファンの方たちの熱量や応援を見て感じること、驚いたことを教えてください。
サーヤ:選挙のとき「クラス全員に投票してもらいました」、「おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんの端末を借りて投票しました」とたくさんの報告をいただいてうれしかったです。「仲良くない友達がいっぱいいるグループLINEに投票のお願いを送りました」とかね、勇気も出してくれて。
福田:普段エゴサはしないんですけど、『トゲトゲ』ファンの方は本当に嫌なことを書かないんです。だからYouTubeのコメントを見たり、たまに放送の後「#トゲトゲ」で投稿されたツイートを見て喜んでいます。ただ、1人でも嫌なことを書き出したらもう二度と見ないので! ……って書いておいてください(笑)。
加納:イベントで初めてファンの方を目の当たりにしましたが、2冠が発表されたときサーヤの比じゃないくらい泣いている方もいて、思いの強さを知りました。ラジオにも「皆で頑張って投票して、すっごく青春しました」、「青春を思い出しました」というお便りが届いて、こんなにも情熱を傾けるコンテンツになっているんだなと。
■住吉区vs八王子のバトルがぼっ発
――3人のチームワークや掛け合いが番組の見どころですが、自分の役割を意識していますか。
サーヤ:2人は大阪の住吉区出身で(笑)。
福田:わろてるやん!
加納:笑うような地区ちゃうぞ!
サーヤ:私のようなシティガールとしては……。
加納:いや、八王子!
福田:住吉より田舎や!
サーヤ:こうやってなにわ風を吹かせてくるので、「東の笑いも負けないぞ!」という思いですね。
福田:そんな東西の対立構造ないよ(笑)。この番組で2人と話していると、地元の友達と遊んでいる感覚になるんです。だからあまりこの役割でいこう! と強く意識していないかもしれません。
加納:「自分の役割」……質問されて、今、ハッとしました。
福田:なんやねんこいつ。
サーヤ:アスリートか。
加納:この質問をここで答えられるという自信がないです。
福田:じゃあもう黙っててください!
加納:連絡先もらっていいですか。時間をかけて答えたいです。
福田:そこまで興味ないわ! 記者さんも仕事やから聞いてはるねん!(笑)。
サーヤ:麻貴さんが「地元の友達」と言っていましたが、本当に地元の友達としか行かないような小さなお祭りにプライベートで行きましたよね。
福田:あのとき“地元の友達感”がさらに強まった。「中学のときこんな感じやったなぁ」と思い出させてくれる2人です。
加納:相方のかわいい愚痴を言い合うのも、ママ友みたいで楽しい。「あんたとこの子えぇやん、うちの子はネタ覚えへんのよ」、「特技多いからええじゃないですか~」って(笑)。