俳優で歌手の森崎ウィンが、きょう25日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 2022』(毎週火曜21:00~)第2話に出演する。スタイリッシュな大人の科学ミステリーへと革新を遂げた今作の第2話では、大学の化学研究室のサーバーがハッキングされ、毒ガスの製法データが盗みだされる事件が発生。犯人は25年前、オンライン巨額詐欺を働いた末に海外で焼死したはずの天才プログラマー・兵働耕春を名乗る。兵働は生きていれば50歳になっているはずだが、ウェブ通話による交渉に現れた兵働は25年前の若々しい姿のままだった。
今回は兵働を演じる森崎に、出演が決まったときの心境や見どころ、主人公の榊マリコ主演を演じる沢口靖子とのエピソードのほか、先日韓国・釜山で開催された『アジアコンテンツアワード』、来年3月上演予定のミュージカル『SPY×FAMILY』など直近の仕事についても話を聞いた。
――まずは今作への出演が決まったときの心境を教えてください。
「僕ですか?」という驚きが一番に来ました。長い歴史を誇る『科捜研の女』に自分が出演していいのか? とまずビックリしてはてなマークが浮かんだんですけど、呼んでいただけるんだといううれしい気持ちが次第に湧き上がってきました。ちょっとした自信にも繋がりましたね。僕の心の中がいろんな感情で渋滞している中、マネージャーさんは「やったぞ~!」って僕より先に大喜びしていました(笑)。
――『科捜研の女』にどんなイメージを持たれていましたか。
長く国民に愛されている作品だということはもちろん存じ上げていて、視聴者も一緒になってミステリーを解くことで、普段の生活では得られないような知識を得られる作品だという印象を持っていました。あとは、演じる側は大変そうだなというイメージが……。
――実際にその演じる側になってみて、いかがでしたか。
人間なのかAIなのかというちょっと特殊な役どころだったので、台本を読んだ時点では難しそうだなと考えすぎてしまって。衣装合わせのとき監督に「難しいっす」と正直に伝えると「僕はこういうイメージを持っていて、こういう役どころなので、こうやって撮ろうと思っていて」ととても細かく説明してくれたんです。監督が脚本を書かれたのかと思うくらいビジョンをしっかりと持たれていて、その姿にもう「この人についていこう!」と。監督の話をしっかりと聞く時間を持てたことは、兵働を演じるうえで大きなプラスになりました。
――やはり毎回ゲストの方を迎えられている現場なので、慣れてらっしゃるというか、手厚いというか。
急に作品に入るゲストの気持ちを分かってくれているんだと感じました。
――森崎さん演じる兵働が、ウェブ通話で沢口靖子さん演じる榊マリコたちにクイズを出すというストーリーが展開されていきますが、ウェブ通話のシーンはどのように撮影されたのでしょうか。
1人で別撮りだったんです。シーンをリードしていくキャラクターなので最初は良かったのですが、後半は1人だと感情の持って行き方が難しく、「こんなふうに盛り上がりを見せたい」と監督のサポートを受けながら演じていきました。現場では助監督の方が通話相手の台詞を読んでくれたのですが、「お芝居できるんですか!?」と驚くくらい上手で! 一緒になって盛り上げてくださっているんだから、僕も応えなきゃと感銘を受けました。