■非日常へ誘うトレーラーヴィラに宿泊
auらしい取り組みに加えて、非日常をたっぷり味わえるのが「PICA初島」の宿泊エリア。グランピングでも珍しい、PICAオリジナルトレーラーで寝泊まりできるのだ。
屋外デッキには、のんびり島の風を感じながらBBQができるガス式BBQグリル、ハンモックなどを完備。「自然を楽しみたいが、テントに寝るのは抵抗がある」「贅沢なグランピングが理想だが、お得に泊まりたい」そんな人にぴったりといえるだろう。
トレーラーといっても、中は意外と広く、狭さを感じない。今回泊まった部屋は、こどもたちが喜びそうなロフトまであった。
さらに、熱海のコーヒーハウス「chacha」のドリップパックがつくのも嬉しい。
■フォトジェニックなメニューを味わう
「PICA 初島」には、映えるメニューも多いのでぜひおすすめしたい。
テラスレストラン「ENAK」には、トロピカルなカクテルが充実。中でも、初島から見える朝日をイメージして作られたカクテル「初島サンライズ」は、とびきりフォトジェニック。カクテルをテイクアウトして、ガーデンの好きな場所でまったりくつろぐのも、リゾート気分に浸れて乙なのだ。
いよいよお楽しみのBBQ。「PICA 初島」の夕食は、座っていればなんでも出てくる"至れり尽くせり系"ではなく、みんなでワイワイ調理しながら、楽しく食事できるのが醍醐味だ。
……とはいえ、サバイバル的なキャンプ飯とは違い、スタッフさんが、BBQ食材をトレーラーまで届けてくれるから楽ちん。しかも、ガスグリルを使うため、スイッチをひねればすぐに火がつくのが嬉しい。
人気の「シーフードグリルコース」は、厚切りベーコン・スモークチーズのナイスなおつまみからはじまり、貝の蒸し焼き、アクアパッツァ、パエリアなどなど、海鮮のおかずのオンパレード。
メインディッシュは、大迫力の「オマール海老の塩釜焼き」。あこがれの調理法「塩釜焼き」を自分で作れるなんて、ワクワクが止まらない! 勘だけを頼りに、塩釜を作り、ガスコンロでじっくり蒸し焼きにしていく。初めての経験だったが、カチカチに焼き上がった塩釜を崩していくのが、また楽しい。
よく食べ、よく飲み、新鮮な魚介で胃袋を満たせる幸せといったら……。自分で作った料理はよりおいしく感じられるし、仲間同士でチャレンジすれば、人と人を繋げて仲良くなれる最高のツールになるはずだ。
■早起きして島の朝時間を満喫
非日常の時間は翌朝も続く。「PICA 初島」は島の東側に位置するため、ちょっぴり早起きすれば感動的な日の出を拝めるのだ。せっかくならばと、筆者も早起きして日の出を見ることに。
そして、この日の出が美しいこと美しいこと……!
まだ島が目覚めきっていない早朝は、「リリリリリ、リリリリリ」と澄んだ虫の声と波の音だけしか聞こえない。まるで身ぐるみごとはがされ、ぽーんと自然に溶け込んだみたいだった。
さらに朝のお楽しみといえば、日帰り入浴施設 海泉浴 「島の湯」。ここのお湯は、地下40mからくみ上げた井戸水を沸かしたもの。成分の半分以上が、島の周りから染み込んだ海水で構成されているため、多量のミネラル分が含まれる。
温泉ではないが、一度入浴すると体が芯から温まっていくような"ぽかぽか感"があり、保温作用の高さに驚いた。秋めいて、肌寒さを感じるこれからの季節にぴったりな名湯だった。
■朝食のデザートはドローンがお届け!?
島の湯で癒やされたら、部屋に戻って朝食タイム。朝ごはんは、アジアンなお粥「小エビとホタテ貝のトマトコンジー」をメインに、野菜サラダやジュースがついたヘルシーなラインナップ。昨夜と同じく、ガスグリルでメインのお粥をコトコト温めたら完成だ。
朝ごはんを食べていると、「ブーーーーン!」というまるで蜂のような音が周囲に響き渡る。
おっと? 何ごとだ?
音のする方へ近づくと、宿泊エリアの頭上をドローンが飛んできたのだ。これは、宿泊者全員が楽しめる大人気のサービス。近くで見守るゲストからは、「すごい!」と感嘆の声が漏れた。
ドローンが運んできたのは、朝食のデザート。「海のジェラート」はその名の通り、とてもさわやか。口の中に潮風が吹き渡るような、トロピカル感がそこにはあった。
「PICA 初島」では最後にアンケートに答えると、熱海の老舗「熱海 本家ときわぎ」の無添加の手作り羊羹がもらえる。
この羊羹、細長い形状の中にうま味が濃縮。甘ったるくない、別格な味わいだ。食べ逃しのないよう、忘れずにアンケートにも答えてほしい。
■初島の最新映えスイーツをチェック
チェックアウト後、熱海へ戻るために初島港へ向かう。
港近くでピンク色のフォトジェニックなお店を目が捉えた。「HATSUSHIMA STORE & CAFE」と名付けられたこのお店は、2022年7月にオープンしたばかり。
看板メニューは、なんと初島産の天草を使った"ところてん"入りの新感覚パフェ。ぱくっと頬張ると、ゼリーよりもムチッとした食感。食べすすめると、いろんな味と食感が変化して、とにかく口の中が楽しい!
初島といえばリゾートのイメージが強いが、実は毎年5月に「初島ところてん祭り」が開かれるほど地元ではところてんが愛されている。なんだか島の隠れた魅力を発見したようで、嬉しくなった。
■熱海でさらに映え旅を楽しむ
初島から定期船に乗り、熱海港へ到着。さきほど食べたパフェは、ところてんがベース。意外と軽くて、これはまだまだ食べられる……!
せっかくなので、熱海で映えグルメを楽しむべく、「海のお食事処 でん助茶屋」へやってきた。ここは「サンミホテル」別館に併設された食事処。観光客のみならず、地元の魚好きも多く訪れる。
海鮮欲を満たしてくれる「おさしみ定食」は、豪華なお刺身7品盛り! これで1人前というから驚きだ。
そして名物アジフライは、店内のいけすからあげて調理するこだわりっぷり。衣はサクサク、身はほくほく&ふわふわで感動のおいしさだ。
今回の旅をしめくくるのは、衝撃の映えスイーツ「いちご大大大大大大大大大大福」。実はこのワードを偶然耳にしたときから、ずっと気になっていたのだ。このスイーツを食べるためには、3日前までの予約が要るが、そこも抜かりナシ。
というわけで、熱海駅徒歩3分の所にある、ビル丸ごといちごスイーツ専門店の「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.」へやってきた。
「いちご大大大大大大大大大大福」とやたら「大」がついているが、これは大福の数。大きなショートケーキ風のスイーツの中には、大福が10個も入っている。
これを……まず頂上に鎮座するいちご&ホイップから攻める。そして、もちっとした求肥にさしかかると、大福が中からこんにちは。次から次へと出てくる大福の登場に一瞬、戸惑うが全体的に甘さも控えめで、胃もたれしにくい。
みんなでワイワイ楽しむには、うってつけの一品。ぜひ、一度試してみてほしい。
■COLOを使えば、旅がさらに楽しく!
2022年9月21日からは、auによる地元発信の地域情報サービス「COLO」もスタート。このWEBサービスを使えば、ガイドブックにのらないようなディープなスポットもサクッと深掘できる。
ぜひウキウキが詰まったCOLOを活用して、地元の人がおすすめするスポットを巡り、新たな旅の可能性を広げてみてはいかがだろうか。
■Information
PICA 初島
【場所】静岡県熱海市初島1113