――山崎賢人さんとの共演の感想もお聞かせください。

とんでもなく接しやすくて話しやすくて、毎回現場に行くのが楽しみです。空き時間に共通の趣味……バイクの話をしたりしています。劇中でも那由他がバイクに乗るシーンがあるのですが、僕もバイクが好きで、賢人くんもバイクが好きみたいで、「これかっこいいですよね」「ここいじりたいですよね」とかそういう話をしています。

――共演する前はどんなイメージでしたか?

山崎くんが出ていた作品が大好きで、『グッド・ドクター』も『今際の国のアリス』も『キングダム』も、最近の作品は全部見ていて大ファンだったので、共演できるのが本当にうれしくて。会ってみたら話しやすくてなんて好青年だと思い、より大ファンになりました。大好きです!

――実際に共演して俳優としてのすごさをどう感じていますか?

普段に話しているときは脱力系のふんわりしている方なのですが、いざ撮影が始まるとグッと役に入り込んで、那由他の感情が伝わってくるんです。一緒のシーンを撮影していても引き込まれることがあり、すごいなと感じています。本当に直前まではふわふわ系男子なんですけど。

――山崎さんとの掛け合いのシーンで意識していることを教えてください。

ふざけ合うシーンもあるのですが、昔からこういう感じでやっていたんだろうなという2人の空気感を出せるように、遠慮したらよそよそしくなると思うのでグイッとヘッドロックさせていただいたり、遠慮しないでぶつかりにいくようにしています。

――初共演で最初からグイッといけましたか?

最初のシーンがふざけるシーンだったので、そこで「いってまえ!」と思って、顔をめちゃくちゃ近づけたら、監督さんも「近いのいいね!」と言ってくださって。“いってまえ精神”でやらせていただいています(笑)

――山崎さんとシーンについて話すことはあるのでしょうか。

ふざけ合うシーンや掛け合いのシーンでは、どういう感じにしましょうかという話をしたりしています。

――山崎さんのここを吸収したいというようなところはありますか?

僕はコントでも張り芸で、大きい声を出して変な顔をしてというのが得意なので、演技するときに力が入りがちなのですが、賢人くんは力を抜きながら、ポロっと言う一言がグッと響いて素敵だなと。僕もさらっと言った一言がグッとくるみたいな、そういうのもできるようになれたらいいなと思っています。

■重要なセリフも任され「プレッシャー大です」

――日曜劇場は反響が大きいですが、期待していることは?

毎話、「どうなるの?」という感じで終わっていくので、ハラハラしながら見ていただけると思います。森田も重要なセリフを任せられたりしていて、森田のセリフで終わってないか!? というところもあるのでプレッシャー大です。

――重要なセリフを任されるといのはやりがいたっぷりですね?

そうですね。6:4くらいで重圧のほうが大きいですけど(笑)

――日曜劇場の印象として顔芸も挙げられていましたが、岡部さんの顔芸も本作で見られるのでしょうか?

表情で見せるところもあります。「森田、那由他を見つめる」、「森田、驚きの表情」などあるので、そういうところは存分にやらせていただいています!

――最後に放送を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

私が演じる森田聡は主人公・那由他の地元の先輩で、本当におせっかいなヤツなのですが、そのおせっかいが意外と那由他の背中をふわっと押したりするので、モッチョ(森田)のおせっかいにも注目していただけたらと思います!

■岡部大
1989年5月30日生まれ、秋田県出身。2014年に秋山寛貴、菊田竜大とともにお笑いトリオ・ハナコを結成。2018年に『キングオブコント』で優勝。現在、日本テレビ系『有吉の壁』、フジテレビ系『新しいカギ』などにレギュラー出演している。俳優としては、2020年にNHK連続テレビ小説『エール』でドラマデビューし、2020年に『しろめし修行僧』(テレビ東京)でドラマ初主演。2023年の大河ドラマ『どうする家康』への出演も決定している。

(C)TBS ※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記