――テレビの収録を体験されて、YouTubeとテレビの作り方の違いは、どのように感じますか?
やまと:やっぱりカメラ台数の多さとか、編集の凝り方、1本の企画を組むにあたっての工数の多さというか。1個の画角で完結させるんじゃなくて、オープニングはここで撮ってて、次にゲストさんのとこ行って…とか、工程を多くすることでずっと視聴者の人を飽きさせない工夫が、僕たちが普段作るYouTubeよりもされているのをすごく感じていて、それはすごい勉強になりますし、僕たちのYouTubeに生かしていけるなっていうふうに思ってます。
――具体的に生かしていきたいのは、どんな部分ですか?
やまと:テレビはより多くの人に見てもらうために作られているものだと思ってるので、固定の視聴者に対してアプローチするYouTubeと、大衆にアプローチするテレビっていう部分で目的が違う。その点、僕たちの中にも、新規の人を獲得したいときに、ダラダラ脇道に逸れたりしないで一本筋の通った企画をやり切るみたいなことがあると、伝わりやすさがあるのかなと思うので、そういう点を参考にしようみたいなのを、チームで話し合ったりしました。
■ペットボトルに書く名前は…
――逆にYouTuberの立場から、テレビはもっとこうしていったほうがいいんじゃないかというところはありますか?
やまと:他の番組にたくさん出演させていただいたことがあるわけではないんで分かんないんですけど、この番組はわりと自由度高くやらせていただいているなっていうふうに僕たちの中で感じていて。YouTubeって0から100まで自分たちで作り上げるんですけど、テレビだと自分たちはその工程の一部分しか担わないわけじゃないですか。その中で、「ここはこうして」って全部決まってるものだと僕は思ってたんですけど、「もうこっからここは自由にトークしていいよ」とか、ドライブトークとかだと、もうスタッフさんなしで、ゲストの方と僕たちだけになるんですよ。ガチガチに決めすぎない感じで、かつ演者に投げてくれる、任せてくれるっていうのは、僕たちとしてはうれしいですし、より面白いものが生まれたりするのかなと思うので、もう全部決まってるって番組が仮にあるんだとしたら、自由度が高かったりするとまた新しい展開になってくるんじゃないかなっていうふうに思いました。
ひゅうが:僕個人の話なんですけど、ペットボトルとか頂くときに「ひゅうが様」って書いてくださるんですよ。もうちょっと僕は楽しくやりたいので、「ひゅうちん」って書いてほしいです。
(一同笑い)
ひゅうが:「様」なんてやめて、ガンガンこられると僕もうれしいんで。