地上波連ドラ初レギュラー出演となった『少年のアビス』では、令児をパシリに使う幼馴染・峰岸玄(堀夏喜)に首を絞められるなど激しいシーンも。

「それが恐怖心になったりしないかなと少し心配していましたが、役と自分は切り離されていて意外と何も感じないんだなって。ナギちゃんとしての感情はありますが、北野日奈子としての感情は無で、余計な感情が自分の中に生まれないので、そこは自分の性質的によかったなと思います」と、役に引っ張られるタイプではないとわかったという。

そして、「前半は衝撃が強かったと思いますが、ナギちゃんも何もないように見えて徐々に周りの環境によって変わっていきます。その心の動きを見逃さないで見ていただけたら。最終回の終わり方がめちゃくちゃいいので、毎回楽しんで見ていただきたいです」とアピール。

「かとう(みさと)監督と荒木くんが原作大好きだからこそ、原作に忠実な背景になっていたり、撮り方も原作が横顔だったら横顔にしたり、すごくこだわっているので、原作のファンの方には、『ここめっちゃ原作と一緒じゃん』って隠れミッキーを探すかのような感じで見ていただけたら」とドラマならではの楽しみ方も語った。

  • 『少年のアビス』場面写真　(C)峰浪りょう／集英社 (C)ドラマ「少年のアビス」製作委員会・MBS

■北野日奈子(きたの・ひなこ)
1996年7月17日生まれ。北海道小樽市出身、千葉県育ち。2013年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格し、2014年4月に8thシングル「気づいたら片想い」で初選抜、正規メンバーに昇格。今年4月30日をもって乃木坂46を卒業した。女優としては、乃木坂46のメンバーとともに、舞台『じょしらく』シリーズ(2015、2016)や『あさひなぐ』(2017)などに出演。グループ卒業後初の演技の仕事として、今年7月に舞台『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』に出演。現在放送中のドラマ特区『少年のアビス』で地上波連ドラ初レギュラー出演を果たした。