22日より4週連続で放送される読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『5分後に意外な結末』(毎週木曜24:29~)。シリーズ累計430万部を突破し、子どもたちやその親世代を中心に大ヒットを記録している桃戸ハル氏の短編小説集を映像化する。
お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹演じる結島末吉先生が、女優の莉子演じる女子生徒・五分市りさに勧められた「普通のスピードで5分で終わるドラマ」を一緒に鑑賞するナビゲートパートを挟みながら、毎週2本、合計8本のショートドラマを放送。「一軒のアンティークショップに並んだ指輪から始まる呪いの物語」や、「隣に引っ越してきた男の恐怖の過去」など、サスペンスからラブストーリーまで5分の物語に予想を裏切られる意外な結末が用意されており、北乃きい、城桧吏、濱田龍臣、鶴見辰吾、野村周平、前川泰之、秋田汐梨、古川雄輝、笠松将といった俳優陣が主演を務める。
今回は以前から原作小説を読んでいたという莉子に、今作の魅力や飯尾とのエピソード、テレビの仕事が増えたことで起きた自身の変化について話を聞いた。
■8本のショートドラマでのお気に入りは『死神』
――莉子さんはもともと原作小説を読まれたことがあったとのことですが、いつ頃どんなきっかけで手に取られたんでしょうか。
多分小学校の頃の「朝読書」の時間だったと思います。当時は本を読むことが得意ではなかったので「5分」というキーワードに惹かれて手に取りました。だから今回出演のお話をいただいたときは、「読んだことある!」とビックリ。原作小説が、本の苦手な方にもとっつきやすくなっているように、ドラマも、普段は長い映像を見るのが苦手という方でもあっという間に見てしまう素敵な作品に仕上がっています!
――映像化されたものを見て、小説を読んだときとの印象の違いはありましたか。
職業病なのかもしれないですが、私は小説を読むとき頭の中でドラマっぽく映像化して読むクセがあって。完成したものを見ると、正に自分の中で思い描いていた映像はこれだ! と感じられてうれしかったです。いろんなジャンルの作品が集まったオムニバスなので、8本の作品が1つの『5分後に意外な結末』という作品であることが不思議。それくらい1本1本全然違うドラマを見た感覚になれます。
――特にお気に入りの作品はありますか。
『死神』(第2週放送)は衝撃でした。重い話ではありますが、結末が意外すぎてとても面白かったです。ぞっとする終わり方なので、ホラーまではいかないかもしれないですが、こういう作品が好きな方には刺さると思います。以前共演したことのある中川大輔くんも登場するので「見たよ!」と連絡しました。あと、私たちの世代に刺さりそうなのは『失敗したキューピッド』(第4週)。かわいいお話です。
■飯尾和樹のアドリブに思わず笑ってしまう場面も
――莉子さんと飯尾さんは作品の前後に流れる「ナビゲートパート」に登場されますが、飯尾さんとの掛け合いはいかがでしたか。
めっちゃ楽しかったです。飯尾さんの人柄の良さにたくさん助けていただいた現場でした。飯尾さんは本当に素晴らしい方で……ファンになったので飯尾さんのエッセイ本も買いました! 飯尾さんの台詞は台本で「(ここで一言)」と書かれていたりして、私も当日までどうなるか分からないところが多かったんです。飯尾さんはリハーサルから本番にかけて全部台詞を変えたり臨機応変に対応されていて、芸人さんって本当にすごいなと感動しました。一緒にお芝居をさせていただけたのはすごく貴重な機会でした。
――思わず笑ってしまいそうになることはなかったですか。
いや、ほんとに大変でした! もう最終的に笑っちゃったことも(笑)。莉子として笑ってしまうとお芝居が成り立たないので必死にこらえたんですけど、我慢できないくらい面白くて。飯尾さんのアドリブに私はどう対応すれば良くなるかなと考えていたんですけど、飯尾さんは私のことも配慮してくださって、ちょうどいい具合に先生と生徒の関係を保った自然なアドリブにしてくださったので、すごく楽しかったし助けられました。