シーンを共にすることが多かった息子・玲央役の寺嶋眞秀については「自然体で、野山を走ったり虫を捕まえたり、アスレチックで遊んだり……。等身大の男の子をナチュラルに演じていました。眞秀くんは最初は緊張していたと話していたのですが、全然そんな風には見えず、やっぱり肝っ玉が違うなと思いました」と母・寺島しのぶほか、歌舞伎一門の血筋に感嘆。また小鳥智志役の西島秀俊に関しても「過去に何度もご一緒させていただいていたということもあり、安心感のなか楽しく撮影させていただきました」と語っていた。

中学生で芸能界入りした広末も、20年以上の歳月が流れた。永野からも「広末さんがいると現場が明るくなる」と評されるなど、頼もしい存在だったというが「そこまで意識しているわけではないのですが、やっぱり現場では元気で笑顔でいたいなとは思っています」と考えを述べると「それは芽郁ちゃんも同じだと思いますが、重い空気だとやっぱり雰囲気も良くなくなってしまいますからね」とこれまで経験してきたことをしっかり現場で活かすようにしているという。

いよいよ物語も終盤に差し掛かる。第8話の終わりに早智は、ドリームポニー買収を佐奈に持ち掛ける。「一般的に買収というとちょっと強い感じがありますが、早智さんがどういう思いで発言したのかを見てほしいです」と語ると「それぞれの恋模様がどうなっていくのか、さらに早智の展開もご期待ください!」と期待を煽っていた。

■広末涼子
1980年7月18日生まれ、高知県出身。94年に第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを獲得しデビュー。95年に『ハートにS』でドラマ初出演。97年に『20世紀ノスタルジア』で映画初主演を務め、同作で映画賞の新人賞を総なめに。最近は雑誌『STORY』での連載や初の書き下ろしエッセイ『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』など執筆活動にも挑戦している。近作には『コンフィデンスマンJP 英雄編』(22)、『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(22)、ドラマ『トッカイ~不良債権特別回収部~』(21)、『桜の塔』(21)などがある。映画『あちらにいる鬼』が11月に公開予定。

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