現在放送中のTBS系火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』(毎週火曜22:00~)で、永野芽郁扮する主人公・成川佐奈の憧れであり、大手通信会社のCEOを務める有名女性起業家・羽田早智を演じている広末涼子。自身でも「人の上に立つような役をあまりやったことがない」と話すように、本作で新たな一面を見せている広末だが、現場でも役柄同様、主演を務める永野を温かい目で見守る“先輩”としての立ち振る舞いが垣間見えるようだ。

  • 『ユニコーンに乗って』羽田早智役の広末涼子

広末演じる早智は、佐奈が高校時代から「こんな人になりたい」と憧れている起業家。不思議な縁で佐奈と出会った当初は、厳しい一面を見せていたが、佐奈の熱意と努力を評価し、なにかあるとフォローする頼りになる存在だ。

広末は「これまでの作品で、あまりこういう人の上に立ったり、指示したりするような役を演じたことがなかった」とキャリアを振り返ると「違和感はないのですが、説得力をどう持たせるか」と試行錯誤だったという。

そんななか助けとなったのが衣装や宝飾だという。「結構エッジの効いたインパクトのあるスタイリングをしていただいたり、デコラティブな衣装を選んでいただいたり。アクセサリーも普段の役なら絶対つけないような大きなものをたくさんつけるなど、ファッション誌の撮影をしているみたいでした。特に最初の登場シーンのスカートなどは、結構物議をかもしたみたいですが、そのぐらい振り切って役を作ることは、とても楽しかったです」

■永野芽郁に手紙「気持ちがちょっとでも安らいだらいいなと」

早智は佐奈の進む道に光を照らす存在。以前行われた永野のインタビューでも、現場で広末が非常に頼りになる存在であることを明かしていた。撮影中には広末から手紙をもらったというエピソードも披露していた。

広末は「芽郁ちゃんの演じる佐奈は、恋愛だけではなく、スタートアップ企業のCEOという、いろいろな意味で負担の大きい役を一手に背負っている」と感じていたようで、しっかりと役をまっとうしている永野に対して「いつも現場で一生懸命頑張っていてすごいなと思って見ています」と現場での様子を語る。

そんな永野に対して、広末はいろいろな思いがあったという。「このドラマでも早智さんは、ドリームポニーを買収するという話が出たとき『なにを選択するのかを決めるのはCEOだから』と話していましたが、どんな仕事でも最後に決めるのは自分」と自身の考え方を述べつつ「でも大変そうな芽郁ちゃんを見ていて、一緒の現場にいるのだから、なにか相談に乗れたり、気持ちがちょっとでも安らいだらいいなと思ったんです」と手紙を書いた理由を明かしていた。