■変わらぬ“アニメ愛”
――今作では“強すぎる愛”も描かれていますが、南さんは何に対する愛が強いですか?
私は結構オタクなので、アニメ愛はかなり強めなんじゃないかと思います……。
――過去のインタビューでも、『ヒプノシスマイク』に推しがいて日々癒されているとおっしゃってましたよね。
そうですそうです。今でも『ヒプマイ』は推しがいるので変わらず好きです。こんなこと言っていいのかわかんないんですけど、アニメのために仕事しています(笑)。
――どっぷりですね(笑)。あと、巨大生物がお好きだとか。
恐竜とかサメとか好きですね。それも結構、愛は強いかもしれないです。なぜだか小さいころから恐竜とか怪獣とか巨大な生物に惹かれるんですよね。多分、家族でよく『シャークネード』とかサメのB級映画をよく観ていたので、その影響かなとも思います(笑)。
■20代は“書く仕事”も「いつか機会があれば…」
――そこで目覚めたんですね(笑)。今年6月に誕生日を迎えられて20歳になった南さんですが、変化はありましたか?
大人の仲間入りをしたんですけど、正直あまり変わっていないですね……。実感もあまりなくて。私自身がものすごくインドアなので、特に何もしていないっていうこともあるんですが、これからもっと行動範囲を広げていけたらいいなと……。
――まだ数カ月しか経っていないですもんね。お仕事の面では20代になって挑戦したいことなどはありますか?
お芝居では、やらせていただける役があるなら、なんでも挑戦したいですし、そこは今までと変わらないです。お芝居以外だと文章を書くのが好きなので、お仕事としてもっと挑戦できたらなとは思っています。いつか機会があれば自分のエッセイとか書いてみたいですね。
――20代になってライフステージが少し上がって、学生役だけでなく、社会人の役も今後増えてくるかと思いますが、やってみたい役などはありますか?
今作もそうですが、今までいただいてきた役は何か心に抱えているような“陰”の役が多かったので、たまには明るい“陽”の役もやりたいなぁとは思っています。ドラマ『ドラゴン桜』で演じた早瀬菜緒が私にしては珍しく明るい“陽”の役で楽しかったので、そういう役で違った一面をお見せすることができたら嬉しいです。
■南沙良
2002年6月11日生まれ、東京都県出身。2014年に「第18回nicolaモデルオーディション」でグランプリを獲得し、同誌専属モデルに。2017年に映画『幼な子われらに生まれ』で女優としてデビューし、翌年に映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演を果たした。その後、TBS日曜劇場『ドラゴン桜』(21)や、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22)にも出演し、話題を集める。