レギュラー化からまもなく5年目に突入し、これまで数々の人にドッキリを仕掛けてきたが、「皆さん面白いですし、“ドッキリスター”だと思います」と感謝。その中でも、「うちの向井(康二)くんは『俺はドッキリクリエイターだ』と言い張ってますけど、やっぱり面白いですね。面白すぎるので、どうしてもクリエイターのほうが疎かになっちゃうんです」と悩ましい。
彼の魅力を聞くと、「まずピュアで信じてくれるので、騙すのが簡単なんです(笑)。そしてドッキリにかかったときのリアクションがめちゃくちゃ面白いのもそうなんですけど、そこから先に、ドッキリと分かった後の怒りっぷりで、バラエティ能力の高さが発揮されるんです。それが見ていて、かわいいですね(笑)。本人は嫌がってるんですけど、またかけたいなという気持ちにさせてくれるんです」と解説する。
■カッコいい姿が崩れたときが魅力の菊池風磨
泳ぐうちに消滅する水着ドッキリなどで飛び出す「許せない!」の名言が、初単独冠番組『菊池風磨の許せないTV』にもなった菊池風磨も、間違いなくドッキリスターだ。
「風磨くんは向井くんとまた違って、すごく敏感なんです。頭がいいし、めちゃくちゃ気づくので、向井くんの倍くらい細かくバレないように準備してます。それでかかると、彼の予想を超えるので、飛び出すワードチョイスがすごく面白いんですよね。たぶん彼はアイドルでいたいという主張が強いんですけど、カッコいいのはもう分かってるんで、それが崩れたときが一番好きなんです。だからこそ、かけたくなる(笑)」
先日、ある特番の会見で、菊池は「僕は銭湯で結構前を隠すタイプだったんですけど、フジテレビで裸にさせられたことによって、銭湯で前を隠さなくなりました」と話していたが、中川氏は「テレビではちゃんと隠してますから、ちょっと何をおっしゃってるのか分からない…(笑)」と首を傾げながら、「カッコいいアイドルの彼の陰から出てきたもう1人の彼が、予想をはるかに上回る面白い人なので、両方合わさって彼もかわいい人だなと思います」と分析した。
■「4時間全部面白いと思います」
改めて、今回の4時間スペシャルについて、「4時間全部面白いと思います。『24時間テレビ』さんは24時間ありますけど、こっちはたった4時間なので、その間はこちらを楽しんでもらえれば。先日放送した向井さんが入ったビリビリ風呂も、お子さんたちが腹がよじれるくらい笑ってくれたと聞きますし、家族で楽しめるドッキリがいっぱいあるので、全部見てください」とアピール。
『ツギクル芸人グランプリ2022』で審査員を務めていた中川氏は、何組かの芸人に「ぜひ『ドッキリGP』に出てほしい」とコメントしていたが、「約束は守りますので、今回の4時間スペシャルに、ツギクル芸人から2組入っています」とのことだ。
●中川将史
1980年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、02年にフジテレビジョン入社。『笑っていいとも!』のほか、04年から18年の番組終了まで『とんねるずのみなさんのおかげでした』、18年から21年まで『さんまのお笑い向上委員会』など、数多くの番組を担当。現在は『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『お笑いオムニバスGP』で総合演出を務める。