フジテレビ系バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』が、きょう27日(19:00~)に、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ』の裏で、2年連続となる特大スペシャル『ドッキリも地球を救う 4時間テレビ』を放送する。

そこで、計43発という怒涛のドッキリから、総合演出の中川将史氏(フジテレビ)が今回の見どころを紹介。さらに、「ドッキリクリエイター」という肩書きながら、いつまでもドッキリを仕掛けられ、期待以上のリアクションを見せてくれる菊池風磨(Sexy Zone)と向井康二(Snow Man)の魅力なども聞いた――。

  • 「バンジー・ロワイアル ザ・ワールド」に参戦する菊池風磨(左)と向井康二 (C)フジテレビ

    「バンジー・ロワイアル ザ・ワールド」に参戦する菊池風磨(左)と向井康二 (C)フジテレビ

■ロケ出動20回超、コロナ後初の海外も

4時間スペシャルということで、MCパートのスタジオ収録は3回にわたって実施。ドッキリの準備は半年前からスタートし、ロケの出動は20回以上にも及んだ。

そんな今年の目玉は、久々の海外ロケ。菊池風磨(Sexy Zone)が岐阜県、向井康二(Snow Man)がニュージーランド、そして“ドッキリレジェンド”の某芸能人がタイに連れて来られ、それぞれバンジージャンプ台の先端に立ち、中継をつないで同時進行で記憶力ゲームを行い、負ければ即バンジーという「バンジー・ロワイアル ザ・ワールド」だ。

同番組の海外ロケは、コロナ前にロンドン留学していたウエンツ瑛士に獅子舞いが噛みついて離れないドッキリを行って以来だが、「久々に海外に来てまでこんなことをやらされるんだという驚きもありつつ、とんでもないところで飛んでもらうので、画はきれいですね。それだけでも、見応えがあるんじゃないかと思います」(中川氏、以下同)とニヤリ。

菊池は、今年の『24時間テレビ』のメインパーソナリティーの1人だが、「うちのレギュラーであることを忘れないでほしいという思いで、かかってもらいました。向こうではハートウォーミングな顔をしてると思いますが、こっちではそうはいかないので(笑)、そんな彼の姿を楽しみにしているファンの方に満足していただけると思います」と予告した。

■2年かけて開発した大作ドッキリ「久々にすごいのができた」

数ある企画の中で最も手間がかかるのは、「ドレミのうた」の音階の頭文字のドッキリを「♪ドはドクター服着てない、レは冷蔵庫に人がいる~」など、歌に乗せてテンポ良く見せていく「ドッキリのドレミのうた」。今や小学生が学校で歌うという人気企画だが、「(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シで)最低7日間はロケをすることになるので、なかなか大変です」という力作だ。今回の4時間スペシャルでも、撮影期間4カ月、カメラ総数30台、ターゲット総数18人という新作が用意されている。

  • 「ドッキリのドレミのうた」より (C)フジテレビ

そして、2年の歳月をかけて開発した新技術を駆使するドッキリ「秒でジップライン落下」も。「美術さん、技術さんや、外部の工場など、テレビの力を結集して作り上げました。バラエティの画としては、久々にすごいのができたという感じですし、うれしかったのはかかった人から『これがテレビか!』というコメントが出てきたことですね」と、お金と時間をかけた大作に手応えを語る。

また、昨年の4時間スペシャルでは、メインの縦軸企画として、自分が『24時間テレビ』のマラソンランナーと思い込んだネルソンズの和田まんじゅうが、最後に落とし穴に落ちるというドッキリを計画していたが、和田がぎっくり腰になってしまい断念。そこで、「今年は勝手に我々がリベンジしてまして、何も知らずに和田まんじゅうさんが何日もドッキリにかけられています。これも結構面白くなりました」とのことだ。

  • 和田まんじゅう (C)フジテレビ