――女優になりたいと思ったきっかけも教えてください。
小さいときから映画などいろんな作品に触れる機会が多く、セリフや役者さんのちょっとした仕草で見ている人の気持ちが動いたり、その人の活力やエネルギーになれるのがすごく素敵だなと思い、そんな表現ができる人になりたいと思って女優を目指しました。
――特に影響を受けた作品などはありますか?
海外の作品ですが、『ブレイキング・バッド』に出演されている役者さんのお芝居を見て、特に強く感じました。犯罪の要素とホームドラマの要素が織り交ざった作品なのですが、ソファで家族で話しているといった日常的なシーンが多く、日常を演出する仕草や表情がすごく魅力的でした。
――女優になりたいと思って昨年4月にTikTokを開設され、早くも女優の道が開けましたが、想像していましたか?
信じてはいました。TikTokの撮影はいつも父がサポートしてくれていたのですが、そのときに父が何気なく「女優になりたいんだろ? 1年後にはきっと有村架純と仕事しているから信じろ」と言ってくれていたんです。それが本当に実現してうれしいです。
――お父様がおっしゃった通りに! 20社くらいからスカウトがあったというのは本当ですか?
そうですね。いろんな会社の方からご連絡いただきました。
――フラームさんに入りたいと思った決め手は?
お誘いいただいたときのメッセージの中に、「何か頑張りたいことがあればサポートしたり背中を押してあげられるような存在になりたいと思っています」という温かいメッセージをくださった方がいて、そこに惹かれて決めました。
――今年の春に高校を卒業されて上京されたそうですが、進学はせず女優業に全力をということでしょうか。
はい。進学はしていません。
――東京生活はいかがですか?
群馬出身で田舎で暮らしていたので、人がすごく多くて怖かったです。でも夜になると夜景がきれいで、私は景色を見るのが好きなので、ビルの明かりがついている部屋を見ながら、あそこでどんな人が何をしているかなって考えるのが好きです(笑)
――自然から夜景に変わったんですね! TikTokで群馬の素敵な自然も映っていましたが、恋しくなってはいませんか?
少し恋しいですけど、わりと近いのでいつでも行けるかなと。