ピックアップした6製品からプロジェクターを選ぶ
購入プロジェクターの候補は「Nebula Capsule II」「Elfin」「Halo+」「Aladdin Vase」「GS50」「PF610P」の6製品。製品仕様や価格などを抜粋してまとめた表は以下のようになりました。
Nebula Capsule II | Elfin | Halo+ | Aladdin Vase | GS50 | PF610P | |
■メーカー | Anker | XGIMI | XGIMI | popIn | BENQ | LG |
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■直販価格 | 69,990円 | 85,200円 | 109,890円 | 69,800円 | 99,800円 | 94,800円(Amazon価格) |
■明るさ(ANSIルーメン) | 200 | 800 | 900 | 200 | 500 | 1,000 |
■投写可能なサイズ | ~100型 | 60~120型 | 60~120型 | ~100型 | 80~100型 | 60~120型 |
■OS | Android TV 9.0 | Android TV 10.0 | Android TV 10.0 | Aladdin OS | Android TV 9.0 | webOS 5.0 |
■解像度(ドット) | 1,280x720 | 1,920x1,080 | 1,920x1,080 | 1,280x720 | 1,920x1,080 | 1,920x1,080 |
■デザイン※1 | ◎ | △ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
■特筆する機能 | 1秒オートフォーカス※2 | 自動台形補正※3 | 自動台形補正 | × | IPX2の防滴性能 | LG 4ch LED※4 |
■サイズ(W×D×H)/重さ | 80×80×150mm/740g | 190×190×48mm/900g | 110×150×170mm/1.6kg | 80×80×170mm/650g | 186×146×154mm/2.3kg | 225×192×73.5mm/1.65kg |
※1 あくまでも私の主観に基づいた好みのデザインかどうかという基準です | ||||||
※2 約1秒の間に自動でピントを合わせる機能 | ||||||
※3 映像を投写する壁面の状態に合わせて画面の歪みを自動で修正する機能 | ||||||
※4 RGB分離色とダイナミックグリーンの計4つのLEDを搭載する |
Nebula Capsule II
Nebula Capsule IIは、69,990円と7万円を切る価格設定ながら、OSにAndroid TV 9.0を搭載し、YouTubeやAmazon Prime Video、Netflixなどのアプリが使えるモバイルプロジェクター。解像度720pで最大100型まで投写でき、1秒オートフォーカス機能により、投写した映像のピントや傾きを素早く自動で調整します。
本体は6製品中最もコンパクトで、黒一色のシックな縦型デザインも好み。価格がリーズナブルな点が大きな魅力でしたが、明るさは200 ANSIルーメンと若干低めで解像度もやや低め。映像・明るさは譲れず、断念しました。
Elfin
ElfinはフルHD(1080p)の映像を投写でき、最高800ANSIルーメンで60~120型まで投写できるモバイルプロジェクター。OSにはAndroid TV 10.0を採用しています。高速AF「ToF オートフォーカス機能」や、斜めに投写しても上下左右の歪みを補正できる「自動台形補正機能」、映像投写面と本体間に障害物を検知すると、自動で回避して投写する「障害物回避機能」、残像感のない映像を映せるというMEMC(モーション補正技術)など盛りだくさんの機能を備えています。
8万円台ながら、自動台形補正機能をはじめとする上記の機能を備えたハイスペックなモデルのため候補に選びました。最後の最後まで選択肢として残り、迷いましたが、明るさがもう少し欲しいのと、白くて横長の本体デザインが私にとってはあまり惹かれなかったことが理由で不採用に。
Halo+
Halo+は上記のElfinと同じ機能を備え、フルHD(1080p)の映像を投写でき、60~120型まで投写できるモバイルプロジェクター。Elfinよりも2万円弱高い価格設定で、明るさは最高900ANSIルーメンと、より高出力の投写が可能です。OSはAndroid TV 10.0。ToF オートフォーカス機能や自動台形補正機能、障害物回避機能、MEMCなどの機能をElfin同様に装備。大きく異なるのは本体デザインで、縦長の直方体で黒を基調としたメタリックな見た目になっています。
109,890円と、他の製品候補よりも高価な分、フルHD(1080p)の映像を900ANSIルーメンで投写できるほか、Elfinと同様に自動台形補正機能や高速AFなどを搭載していたため候補に選びました。
Aladdin Vase
Aladdin Vaseは、HD映像を最大200ANSIルーメンで投映できる、ベッドルームでの使用を想定した小型の据え置きプロジェクター。著名プロダクトデザイナーの柴田文江氏が手がけた花瓶のような本体は、一見してプロジェクターとわからず、インテリアとして置けるデザインです。画面は最大100型。本体内蔵レンズ(上下可動域:0~10度)はリモコンで角度調整ができ、オートフォーカス、自動台形補正に対応(台形補正は水平30度、垂直30度)。
こちらは正直なところ、インテリアとしても置ける素敵なデザインに惹かれ、部屋に設置したいと思い選びました。しかし設置が寝室で、あまり自分以外の目に触れないことに気づいてしまい……。明るさもあと一歩。
GS50
GS50はフルHD(1080p)の映像を投写でき、最高500ANSIルーメンで100型まで投写できるモバイルプロジェクター。IPX2の防滴性能や70cmの落下衝撃耐性を備え、キャンプなどのアウトドアにも使用可能です。サブウーファー搭載の2.1chスピーカーを内蔵し、感動のディテールを生み出す重低音とうたうサウンドも期待できそう。本体は奥行きが長い立方体で、側面の落下防止用アウター樹脂が鮮やかな緑でデザイン性と機能性を両立させています。OSにはAndroid TV 9.0を採用。電源オン時のAF機能や、斜めに投写しても上下左右の歪みを補正する自動台形補正機能「4点補正」などを備えています。
性能を考慮した上で、本体が素敵なデザインだった点や、防滴性能や落下衝撃耐性があってキャンプに持って行ける点に惹かれ候補に。しかしインドアな私は、使用するタイミングがほぼほぼ寝室です。他の製品が持っている障害物回避機能などと天秤にかけた結果、惜しくも見送りとなりました。アウトドア派の方には素敵な製品だと思います。
PF610P
PF610Pは6製品中最も高出力な1,000ANSIルーメンで、120型まで投写できる据え置き型のフルHDプロジェクター。RGB分離色とダイナミックグリーンの4つのLED、鮮明度とコントラスト比の高いDMDパネルを採用したLG 4ch LEDにより、鮮明かつ豊かな原色を再現するとしており、映像がキレイな映画の鑑賞に適しています。また、垂直方向のみの自動台形補正、4コーナーのエッジ補正に対応し、壁面が垂直でなかったり、歪みがある場合も補正が可能です。
9万円台の価格ながら最大1,000ANSIルーメンの明るさと、LG 4ch LEDに惹かれ候補に選びました。ただし、据え置き型で本体サイズが若干大きいことが難点。私の場合、映画を鑑賞するたびに設置(視聴後は収納)するため据え置き型というところがマイナスポイントでしたが、設置できるスペースがしっかりとある場合は最も魅力的なモデルです。
Halo+に決定!
やはり、価格と明るさは比例するようで、モバイルプロジェクターの中でも十分な出力を確保しようとすると自然と高価な機種になっていくようです。それでも、明るい環境下で映画を視聴する可能性もあるため輝度が高いもの、また、映画を視聴するたびにプロジェクターの設置・片付けをするため、水平・垂直方向に対応した自動台形補正機能は欲しいところ。
条件を考慮した結果、上記2つのポイントが決め手となり、プロジェクターの予算ギリギリになりますが、XGIMI製プロジェクターのHalo+に決定しました。
余談ですが、プロジェクターを購入しようとした時期に、楽天市場で開催されていた「楽天スーパーSALE」(現在は終了済み)でXGIMI製プロジェクターが最大25%オフになるセールがあり、ラッキーなことに価格が109,890円から15%割り引かれ、93,406円で購入。さらに特典として3Dメガネも付属しました。
その後、購入した製品が到着。製品やリモコンの写真は以下の通りです。
Halo+購入から1カ月以上が経過しました。結論から言いますと「大満足」の一言です。この1カ月、ほぼ毎日使って見えてきたHalo+のよかったところとあと少し物足りなかったところをまとめていきます。