青山がプロと呼ぶ俳優たちとの現場。主演の永野をはじめ、非常に多くのことを吸収できているという。

「芽郁ちゃんは本当に可愛すぎて、毎朝『おはよう』っていう瞬間からすごく幸せなんです。演技に関しても、目の前で見ていて純粋にすごいなって感じることが多いです。とにかく人間味があるというか、相手から飛んでくるセリフを受け取って、その場の空気に合わせて演じるんです。毎日一緒にいても同じ顔じゃないというか……。本当に大好き(笑)」。

西島に対しても、最初はベテラン俳優ということで緊張するのかな……という不安もあったというが、実際はその逆だった。

「西島さんは小鳥さんにとても似た感じがしました。もちろんITに疎いとかいうところではなく、包み込むような愛情を持った方なんです。すごくいろいろなことをフラットに見ていて、現場にいらっしゃるだけで安心します。杉野さんは、最初は私みたいな人間に対して免疫がなかったと思うんです。ご自身も役に対して非常にストイックな方で、こちらもどこまで話しかけていいのかわからなかったのですが、最近共通の趣味の話をするようになりました。もう免疫がついたと思います(笑)」。

「とても楽しくて幸せな現場」と語った青山。演じるという新たな表現も新鮮で、真剣に向き合い、勉強と反省の日々は大きな刺激だという。女優という仕事の面白さも感じてきた。だからこそ、演じる仕事への敬意は強くなった。

「めちゃくちゃ楽しいのですが、自分がやってみて、演じるお仕事って本当に大変だなと身に沁みました。もうすべての俳優さんを応援したいです」

そんな女優業。「次も」という思いが強くなったのではないだろうか――。

「いやいやとてもそんなこと言える立場じゃないです。ただただいまは皆さんと一緒に、同じ熱量でモノづくりができていることだけで幸せなんです。次の作品とか、そんなことを考えることはおこがましいです(笑)」

完成した作品は永野と一緒に観たという青山。「すごく緊張して観るのが怖いと話したら、芽郁ちゃんが『一緒に観ましょう』と言って私の家に来てくれたんです」と語ると、今夜放送の第5話について「会社の人たちの団結力が感じられる話になっています。グッと感動するシーンもあるので、いろいろな感情に触れていただければ」と見どころを語った。

■青山テルマ
1987年10月27日生まれ、奈良県出身。2007年9月5日にメジャーデビュー、翌2008年にリリースした「そばにいるね feat. SoulJa」が大ヒットし注目を集める。ファッションや写真、アートと多趣味で、フォロワー100万人を超えるInstagramでの発信も注目される。明るくて元気なキャラクターからバラエティ番組でも活躍。現在放送中のTBS系火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』で連続ドラマ初レギュラー出演。11月4日には初の東京・日本武道館でのワンマンライブ「Thelma Aoyama 15th Anniversary~おにぎりフェスティバル~ (仮)」の開催も決定している。

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