主演の小栗とは、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)以来、2度目の共演。「いいお兄ちゃんです」と言い、「毎日撮影されていて、毎週月曜日にリハがあるのでそれまでに1週間分のセリフを覚えないといけないんですけど、1年半くらいそれをやられている。すごい忍耐力ですよね。間に別の仕事もされているでしょうし」とリスペクト。

「それに加えて小栗さんはいつもマスクで楽しませてくださっていて。例えば、誰かの誕生日だったら『〇〇おめでとう!』とか、誰かがクランクアップだったら『〇〇ありがとう!』ってマスクに書いて、現場のみんなが元気になるような演出をされていて、座長として素晴らしいなと思います」と語った。

着実に俳優としてキャリアを重ねている瀬戸。デビューのきっかけは、2005年にワタナベエンターテインメントの男性俳優集団・D-BOYSのオーディションで準グランプリを受賞したこと。同年12月にD-BOYSに加入し、芸能界デビューを果たした。

だが瀬戸は芸能界に興味があったわけではなく、知らない間に母親が応募したのだという。「そんな僕がなぜ16年も続けられているかといったら、やはり表現者という職業がとても魅力的だからだと思います」と言い、「夢や希望があって俳優という職業に就いたわけではないですが、今ではオーディションに応募した母親にも感謝していますし、僕をとってくれた事務所にも感謝しています」と語る。

ワタナベエンターテインメントは先日、次世代を担う新人俳優を発掘する「WE ACTオーディション」とダンス&ボーカルグループ候補生を募集する「D-BOYS SINGオーディション」の同時開催を発表。現在参加者を募集している。

瀬戸は「少しでも興味がある人は、いい機会だと思うので応募してほしいですし、お母さんとかもじゃんじゃん送ってきてほしいです。うちの事務所はとても愛にあふれている事務所なので、入って損はないと思います。そして、俳優や表現者という仕事はどんどん脳みそが柔らかくなったり、心が豊かになったりする仕事で、魅力的だと思いますのでぜひ挑戦してほしいです」と呼びかけている。

■瀬戸康史
1988年5月18日生まれ、福岡県出身。2005年に芸能界デビュー。近年の出演作に、NHK連続テレビ小説『まんぷく』(2018~2019)、ドラマ『パーフェクトワールド』(2019)、『デジタル・タトゥー』(2019)、『ルパンの娘』(2019、2020)、『私の家政夫ナギサさん』(2020)、『男コピーライター、育休をとる。』(2021)主演、Amazon Prime Video『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』(2022)、映画『寝ても覚めても』(2018)、『コンフィデンスマンJP英雄編』(2022)、『愛なのに』(2022)、舞台『ドクター・ホフマンのサナトリウム』(2019)、『23階の笑い』(2020)、『日本の歴史』(2021)、『彼女を笑う人がいても』(2021)など。現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演中。8月7日より舞台『世界は笑う』も控えている。
■ワタナベエンターテインメント「D-BOYS SING」「WE ACT」Wオーディション
ダンス&ボーカルグループ候補生を募集する「D-BOYS SINGオーディション」と、次世代を担う新人俳優を発掘する「WE ACTオーディション」を同時開催。両部門とも合格者には無料でレッスンできる環境を用意。1次面接は、全国4都市(東京・愛知・大阪・福岡)で開催するほか、オンラインでの参加も可能。