ゲスト出演や単発ドラマも含めて、ドラマ出演は今年4作目。『恋に無駄口』(ABC・テレビ朝日)では連ドラ初ヒロインを務め、本作でも主人公の親友役という重要な役どころを任された。「AKB48グループに貢献したい」という思いから女優業にも力を入れることを決意し、それがこの活躍につながっているのだという。

「AKB48グループにどう貢献できるか考えたときに、自分自身の露出を増やし自分を知ってもらおうと思ったんです。そのために事務所に所属して女優としても頑張っていきたいと考えました」

そして、作品を重ねる中で女優業の面白さを感じていくように。「誰かを演じて表現するって楽しいなと改めて感じ、アイドルとは違う経験ができるので、自分の幅も広がっていく気がして、女優としてもどんどん挑戦していきたいと思うようになりました」

演技の楽しさを実感したのは、『恋に無駄口』、『教祖のムスメ』(MBS)への出演が大きかったという。

「『恋に無駄口』がグループのお仕事以外での初めての連ドラで、同年代の方との共演でしたが、芝居面で吸収できるものが多く、勉強になりつつも芝居の楽しさを感じました。また、『教祖のムスメ』では脅迫する女子高生を演じ、そんな表現が私にできるのか不安もたくさんありましたが、自分とは全然違う人だったからこそ、演じる楽しさをすごく感じました。ファンの方からも、全然違う私が見られたという反響をいただきうれしかったです」

そして、「新しい挑戦として女優の仕事をさせてもらっていますが、ドラマの現場などでは、グループで活動している中では感じなかった気持ちや初めての経験があり、知らないことがまだまだたくさんあるんだなと気づきました」と一気に世界が広がったようで、「これからいろんな作品に出演して、もっともっといろんな経験ができたら」と意欲的だ。