■乃木坂46 10周年ライブで感じたアイドルの“すごさ”
――そんな生駒さんですが、5月には10周年を迎えた乃木坂46のライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」にサプライズ出演されました。インスタグラムには「とにかく乃木坂ってすごい!! アイドルはすごいって思いました!!」と書かれていましたが、どんな“すごさ”を感じたのでしょうか。
外周を走るなんて無理だからやってごらんなさい、すごさが分かるから!という気持ちになりました(笑)。同時に「私これやってたっけ!?」と思いながら、一緒に出演した伊藤万理華と「キツイキツイ!」と言い合っていましたね。本番もリハーサルもひなちま(樋口日奈)に引っ張ってもらったのですが、もうひなちまがすごすぎて! 年下ですけど、よくそんな体力があるなと驚きました。
――卒業して4年、改めてアイドルのすごさを感じられたんですね。
本当にすごいことをしているのに、楽屋でもその大変さを感じさせず、皆「今日のステージを楽しみたい!」とポジティブな思いでいっぱいなんです! あぁ、だからアイドルが日本を明るくしている部分もあるんだなって。
――「アイドルが日本を明るくしている」素敵な言葉ですね。在籍期間が重なっていないメンバーにも話しかけたとのことですが。
井上和ちゃんがかわいくて推しなので。今しか話すチャンスがないと思ってアタックしにいきました!
――「推しだから」話しかけに行った、と(笑)。
はい。とってもかわいかったです。すごく真面目な子だと聞いていたので、「大変なことも多いかもしれないけど、のびのび頑張ってね」と伝えました、もうおばさんのような……。
――いやいや(笑)。
年が10歳くらい離れてますからね。(秋元)真夏は、それくらい年が離れている子と同じステージに立ってもかわいいから本当にすごい! と思います。
■これからも堂々と「元乃木坂46」の看板背負っていく
――乃木坂46からもらったパワーを、今後にどう活かしていきたいですか。
アイドルのいる場所は特殊だと思います。私は今違う場所にいますが、あそこで培った経験は本当に大きくて、どの現場に入ってもめげない強い力をいただきました。アイドルにはいろんなことがあって、私も現役時代はネガティブなことにとらわれてマイナスな感情にさいなまれることがありました。だけどアイドルはすごいことをしてるんです。だから現役の子も、元アイドルの子も、私も、アイドルであること、アイドルであったことを誇りに感じていい! 4年ぶりに乃木坂46のステージに立って、堂々と「元乃木坂46です」と言えるなと改めて思ったので、これから30代に突入してもその看板を背負って活躍できる人間になりたいです。
1995年生まれ、秋田県由利本荘市出身。 乃木坂46ではデビューシングルから5作連続でセンターを務め、2018年に同グループ卒業後は舞台やテレビドラマ、映画などで活躍中。NHK Eテレ「ストレッチマン・ゴールド」にマイマイ役でレギュラー出演中で、昨年には舞台『僕とメリーヴェルの7322個の愛』で初のひとり芝居に挑戦。日本テレビ系ドラマ『真犯人フラグ』では謎の女・本木陽香役として出演し、その怪演が話題を呼んだ。2022年9月より、東京・日生劇場で上演される舞台『夏の夜の夢』への出演も控えている。衣装協力/Y's、津野真吾(impiger)
『リング』『貞子』シリーズで「ジャパニーズホラー」というジャンルを確立した鈴木光司氏による完全オリジナル作品。看板女優の山口麻依(生駒)をはじめ劇団員たちは東京公演を間近に控え、寝る間も惜しんで稽古に励んでいた。劇団の代表作「DICE」(ダイス)は10年前に初演を行い、劇団にとって初の東京進出を果たした思い出深い作品のため座長の気合いも入っている。そんな中、麻依は劇団事務所の資料庫で初演時の練習風景を収めた1本のVHSビデオテープを発見。そこには病でこの世を去った元女優・麻依の姉である真理子(生駒・1人2役)の姿もあった。その映像を見た途端、麻依たちの周囲では不可解な怪奇現象が起こり始める。