現在放送中のTBS系深夜ドラマ『理想ノカレシ』(毎週火曜24:58~25:28 ※一部地域を除く)で主演を務める大政絢。本作で大政は仕事をバリバリこなす“ハイスペック女子”である一方で、恋愛偏差値ゼロというアラサー女性の小野寺優芽子を好演しているが「共感できるところがすごく多い」とキャラクターに感情移入しているという。大政自身も30代に突入し、仕事観や人生観に変化があったという――。
大政演じる優芽子は、仕事では高い能力を発揮し、同僚からも憧れの存在である一方、私生活ではズボラな面が垣間見えるという、視聴者から観ると、とても人間味あふれるキャラクターだ。そんな優芽子が“理想の男性”と思っていた高校時代の初恋の相手にそっくりな年下男性と出会い、価値観や恋愛観までもが変わっていく物語だ。
大政は「最近、恋愛もののオリジナル作品というのはなかなかないので、プロデューサーさんや監督とキャラクター像を一つずつ丁寧に作っていく作業がとても楽しい」と充実した撮影を送っていることを明かすと「私自身もモデルの仕事もしているので、優芽子の仕事やプライベート、家にいるときなど、それぞれの場所に合った衣装イメージを提案したりしています」と語る。
優芽子は仕事では高い能力を発揮するものの、プライベートではなかなか無頓着という女性。大政自身「優芽子を演じていて、仕事に一途で周りが見えなくなってしまうところなどは、自分も似ているな」と感情移入する部分が多かったというと「でも優芽子みたいにキュンキュンすることって日常生活のなかではないですよね(笑)。だからこそ、ドラマの世界にそういう経験ができたことは、とても贅沢な時間でした」と笑顔を見せる。
また本作で優芽子を演じたことで、男性に求めるものが変化してきていることへの気づきがあったという。
「やっぱり高校生のときや20代前半って、相手に対してキュンキュンしたり、刺激あるものを求めていたような気がします。でも20代後半になると、優しい人が良かったり、動物が好きとか食の趣味が合うとか、自分のマインドに近い人に憧れるようになってきました」。
さらに大政は「今年31歳になったのですが、『(佐藤大樹演じる)ワンコ系男子って可愛いし、癒されるね』と周りの女性スタッフの方達と話しているんですよ」と照れくさそうに語ると「実際こういう男子がいたら騙されてもいいから、前に進みたくなっちゃう女性の気持ちも分かるかも」と現場で盛り上がっているという。