女優の高橋メアリージュンが主演を務めるドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』が、MBS/TBSドラマイズムにて9月20日より放送されることが6日、発表された。
法外な金利で金貸しをする闇金融業者と債務者たちの人間模様や社会の闇を描いた人気漫画『闇金ウシジマくん』。2010年に山田孝之主演でテレビドラマにて実写化され、その後映画、スピンオフ作品も含めると10タイトル、約6年に渡って続いた実写版シリーズが、2016年に映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』で終止符が打たれてから6年、新章が幕を開ける。
ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』の主人公は、映画Part2から登場し、狂気に満ちた取り立てで視聴者を震え上がらせた、丑嶋馨の最大の宿敵、女闇金・犀原茜(さいはらあかね)。これまでのシリーズでは、丑嶋のライバルとしてしか描かれてこなかったが、女性でありながら非合法な金貸しとして生きる彼女がアウトローゆえにヤクザたちにつけこまれ、理不尽な要求を受けながらも裏社会で生き抜く様が、本作で描かれる。
犀原茜を再び演じるのは高橋メアリージュン。本作では主人公として、今までとは違うアプローチで描かれる犀原茜を6年ぶりに演じるにあたって高橋は「(ドラマのオファーを受けて)話が出たときは本当に嬉しかったです。変わらないこと、今までの犀原茜がブレない、ということがすごく大事だと思いました」と意気込みを語っている。
そして、犀原茜率いる闇金・ライノーローンのメンバーに新しく加わる硲悠斗(はざまゆうと)役に、注目の若手俳優・宮世琉弥が参戦。役者志望で、ひょんなことから犀原の手下となりアウトローの金融屋として働くことになった硲は、極悪非道な犀原茜や彼女を取り巻くヤクザたちに怯え、金に人生を狂わされる債務者たちの姿に戸惑いながらも、裏社会に染まってゆく。宮世は「これまでたくさんの方々が出演してきた作品で、その歴史の中に僕が新しい役として参加させて頂くのが不思議で、まだ実感が湧いていないです。過激なシーンやアクションシーンも多く、たくさんのことをこの作品で経験させてもらっています」と語っている。
さらに、犀原茜の右腕である村井役には、マキタスポーツが続投。犀原のドSな仕打ちに対しても喜びを感じるドMな村井だが、本作でも犀原茜に対する異常なまでの忠誠心で、犀原茜の一番の理解者として、主人を守るために大活躍する。マキタスポーツは「姉さん(犀原茜)とは長年連れ添っていますからね。顧客満足度というか、“サイハラ満足度”の高いカスタマーサービスをやらせていただいております」とユーモラスにコメントしている。
本作の企画・プロデュースを手掛け、監督を務めるのはもちろん、実写版「闇金ウシジマくん」シリーズ生みの親である、山口雅俊氏。令和の“新世代・闇金ワールド”で、地位や金、欲望に支配される人間の弱さ・儚さを、恐怖と絶望、悲哀とたっぷりのユーモアを交えて描く。
全15話をMBS/TBSドラマイズムにて9月20日より地上波放送(MBS:毎週火曜24:59~、TBS:毎週火曜25:28~)、dTV/Netflixにて地上波放送に先駆けて9月13日26時~先行配信を予定しており、ドラマイズムとしては初の試みである。なお、本作は、『闇金ウシジマくん』と、丑嶋の宿敵・滑皮(なめりかわ)を主人公とした『闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん』の2作品を原作としている。
さらに、8月頃にMBSにてドラマ『闇金ウシジマくんSeason1』再放送予定。dTV/Netflixでは実写版「闇金ウシジマくん」シリーズ全6作が一挙配信中だ。