初回で格闘家の平本蓮が全裸トレーニングジムを突撃取材するなど、ABEMA版も『BAZOOKA!!!』らしさ全開だ。

「懐かしい感じがしました。面白いし、ふざけている感じだけど、アカデミックな部分がある。一見アホなことやなと見えるんですけど、こういう方がいらっしゃるんだと真面目にお伝えしたい部分もあって、そういう方たちに目を向けるチャンスがなかった僕たちに目を向けさせてくれるというのはすごくいいことだなと。学生時代にマニアックな雑誌を友達の家で読ませてもらって、こんなんあんの!? ってドキドキする感じです(笑)。世界が広がるのでぜひ見ていただけたら」

ABEMA版ならではの魅力も。小籔は「おうちじゃなくても見られるというのがすごくいいなと。オンエアの時間に仕事されているとか、そういう方々も次の日の通勤・通学のときに見ていただくことができるのはABEMAの強みですから、視聴者層が広がるかなとは思っています」と期待する。

2児の父親でもある小籔。息子には『BAZOOKA!!!』を見てほしいという。「下は息子なので、息子は見ておいたほうがいいのかなと。自分の好きなものしか見なくなりがちですけど、『BAZOOKA!!!』という側だけご愛顧してもらえたら、これまで触れてこなかったジャンルや、この先触れないであろう世界線の人生をパッと広げてくれる。息子には視野を広げるために見てもらいたい」と語った。

『BAZOOKA!!!』で誕生したジェニーハイでドラマを担当している小籔。ABEMA版でジェニーハイとして実現したい野望を尋ねると、「『BAZOOKA!!!』のフェスがあってもいいのかなと思います。高校生ラッパーとか、変態紳士クラブやちゃんみなちゃん、Red Eyeくんなど、番組にゆかりのある方々に出ていただいて、ジェニーハイも出演して。あと、全裸トレーニングジムの方々にも出ていただいて、全裸はできないにしてもパンイチで体操したり、『BAZOOKA!!!』ならではのフェスができると思います」とフェス開催の野望を明かした。

T-PablowやYZERR、Red Eyeなどの有名ラッパーを多数輩出した人気コーナー「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」はABEMA版でも開催される。小籔は「バリバリ有名になっていく子がいたので、また優秀な高校生たちは何人かプロになっていくんでしょうね」とスターの誕生も期待している。

■小籔千豊
1973年9月11日生まれ、大阪府出身。大阪NSC(吉本総合芸能学院)12期生。2001年に吉本新喜劇に入団し、2005年に約4年という異例の早さで座長に就任。吉本新喜劇を全国区にしたいと、2011年に東京に進出。さまざまなバラエティ番組で活躍し、バンド・ジェニーハイのドラムとしても活動。今年1月、吉本新喜劇の座長を8月の公演をもって勇退すると発表した。