◆Metro Exodus PC:Enhanced Edition(グラフ25~31)

Metro Exodus PC:Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/

  • グラフ25

  • グラフ26

  • グラフ27

  • グラフ28

  • グラフ29

  • グラフ30

  • グラフ31

Far Cry 6とは逆に、F1 2021の傾向をさらに拡大するような結果になったのがMetro Exodus PC:Enhanced Edition。結果(グラフ25~27)を見ると、もう3Kの時点でRay Tracing Unitが明白に飽和してしまっているのが判る。フレームレート変動(グラフ28~31)を見ても、2Kならまだシーンに応じて変動しているのが、2.5Kの時点でRay Tracing Unitが飽和寸前、3K/4Kでは完全に飽和しましたという感じで、これはプレイするには結構厳しそうである。

まぁそれでも2Kでは十分プレイ可能な範囲ではあるのだが、このクラスのビデオカードで2Kでのプレイ推奨というのもどうかな? という感じである。

◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ32~38)

Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

  • グラフ32

  • グラフ33

  • グラフ34

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

同様に、Ray Tracing ShadowsをUltra設定すると猛烈に重くなるのがこのShadow of the Tomb Raider(グラフ32~34)。実際平均フレームレートで比較するとRadeon RX 6950 XTはGeForce RTX 3090比で10~15%、GeForce RTX 3090 Ti比で18~24%のビハインドがある。多分だがグラフ34、つまり最小フレームレートの乖離が、実際のRay Tracing Unitの限界を示している様に思える。

結果としてフレームレート変動(グラフ35~38)も明確にRadeon RX 6950 XTだけが異なる傾向を示しているのも宜なるかな、と言わざるを得ない。もっともこれのボトルネックはRay Tracing Shadowsなので、これの設定を軽くするとか無効化すれば、4Kでも十分プレイ可能な性能が提供されることもまた間違いないのだが。ちなみに他の設定を変更せずに、Ray Tracing ShadowsだけをOffにすると平均フレームレートは101fpsとなる。それだけ、Ray Tracing Unitの性能不足が足を引っ張っているわけだ。

◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ39~45)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

  • グラフ39

  • グラフ40

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

  • グラフ44

  • グラフ45

Ray Tracingを利用しないゲームの2つ目がこちらであるが、結果(グラフ39~41)を見ると意外にも性能がパッとしない。GeForce RTX 3090にやや届かない程度で推移しており、これはフレームレート変動(グラフ42~45)でも明らかである。もっとも先のFar Cry 6がAMDのロゴを示していたように、The Division 2はNVIDIAのロゴが出てくる辺りは、最適化というかゲームの作り方がNVIDIAに適した構成になっており、Radeon RX 6950 XTにはやや厳しい、という部分はあるのかもしれない。