吹き替え声優への挑戦は、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)、『ゴジラ vs コング』(2021)のラッセル役(カイル・チャンドラー)以来。声優決定が発表された際、「声優のお仕事は、もう一度挑戦したい念願のお仕事だったのでうれしかったです」と喜びのコメントを寄せていた。
田中は「前回のときに『もっとこうしてみたかった』という悔しい思いがあり、またお声がけしていただけたらリベンジしたいと思っていたので、素直にうれしかったです。こんなに早くできるとは思っていませんでした」と再挑戦したいと思った理由を明かす。
そして、「声だけで表現するときの自分の声の扱い方を僕は全然知らないですし、声優さんという職業は専門職で、すごく難易度の高いお仕事だなと。今回またやらせていただいて、声だけで表現する面白さと難しさを改めて再確認できました。俳優として経験値になったなと思います」と改めて声優の難しさを実感したという。
最後に、今後新たに挑戦してみたいことを尋ねると、「短くていいので何か作品を作りたい」と制作意欲を明かし、「監督というほどでもないんですけど、仲間内でなのか、小さくていいので1回ゼロから作ってみたいなと。役者は与えられたものをしっかり表現することもとても大事で、ゼロから何かを作れる方たちへのリスペクトがすごく強いので、その大変さを1回知れたらいいなと思っているくらいの感覚ですけど」と語った。
1984年7月10日生まれ、東京都出身。ドラマ『WATER BOYS』(2003)で注目を集め多数の映画、ドラマに出演。2018年、主演ドラマ『おっさんずラブ』で大ブレイク。近年の主な出演作は、ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』(2020)、『ナイト・ドクター』(2021)、『らせんの迷宮 ~DNA科学捜査~』(2021)、『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(2022)、映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(2021)、『総理の夫』(2021)、『あなたの番です 劇場版』(2021)、『女子高生に殺されたい』(2022)など。主演映画『ハウ』が8月19日公開。