――ほかに印象に残っている撮影エピソードがありました教えてください。

拳銃を使うシーンがいくつかあり、ものすごく大きな音が鳴るんですけど、私が演じるナナは拳銃を使いこなしていて拳銃を怖がったりビビったりしないキャラクターなので、私が緊張感を持ってしまったらダメだと思い、一番集中して撮影しました。

――少しずつ慣れました?

2、3回拳銃のシーンがありましたが、最後に使ったときは最初よりは慣れたかなと思います。

――刑事モノの作品はたくさんあるので、今後もその経験が生きるかもしれないですね。

そうですね!

――本作で女優として学べたことや、成長できたなと感じていることを教えてください。

演技ももちろんそうですが、ドラマの現場が初めてだったので、撮影していく上での仕組みや、シーンを何回も撮るとか、基礎をたくさん勉強させていただきました。奥野さんが先のことを考えてテキパキ行動されていたので、その姿を見て私も先のことを考えて行動できるようになりたいと思いました。

――奥野さんの姿を見ていろいろ学びがあったのですね。

一番すごいなと思ったのは、リハーサルの合間に少し時間があるとひたすらセリフを練習されていて、私はカメラが回っていないときにセリフを言うことに少し恥ずかしさがあったのですが、撮影の合間も練習してセリフを体に染みつかせて本番に挑みたいなと思いました。

――最後に、このドラマで特に注目してほしいところをアピールお願いします。

私が演じる殺し屋のナナとターゲットの島田の奇妙な同棲生活を描いた物語で、「どうせ死ぬんだったら、もっとカワイイ女に殺されたかった」という島田の一言から、ナナがどういう風にかわいくなるのか注目していただきたいです。また、ターゲットの島田と話しているときに、不器用さなど新たな一面がどんどん出てくるので、殺し屋のナナとのギャップにも注目していただきたいです。

■上坂樹里
2005年7月14日生まれ、神奈川県出身。2017年にエイベックス主催のコンテスト「キラチャレ2017」でモデル部門の審査員特別賞を受賞し、2018年に活動開始。「ミスセブンティーン2021」で『Seventeen』専属モデル入り。LINE NEWS「VISION」のショートドラマ『そらぞら』(2021)で演技初挑戦、『可愛くなったらさようなら』で主演に抜てきされた。また、「HARUTAイメージガール2022」も務める他、『旭ホールディングス株式会社ホールディングス化記念ショートムービー』の主演にも決定している(近日公開予定)。