――そもそもネタ作りはいつもどのようにしていますか?

池田:いつもは2人で集まって1つ作っていくんですけど、今回は12本なので手分けして書いて、そこから2人で揉んでいくという感じでした。

――池田さんが書くネタとジャンボさんが書くネタ、それぞれ特徴はありますか?

ジャンボ:結局2人で話して2人のものになるのでそれぞれの特徴という感じはないかもしれません。

池田:僕は台本に「ジャンボ」「池田」って書くんですけど、ジャンボは「実方」「池田」って書いています。自分のことジャンボって言わないんですよ。

ジャンボ:気持ち悪いじゃないですか、自分でジャンボって書いていたら。恥ずかしいですし(笑)

――周りの人たちからは、今はもう「ジャンボ」呼びが多いですか?

池田:8割ジャンボだと思います。

ジャンボ:一瞬しか会ったことない先輩でも、デカいからジャンボだって、すぐ覚えて呼んでもらえるのはうれしいです。実方って覚えてもらいにくかったので。

――2016年2月の結成から6年過ぎましたが、ここまでの道のりを振り返っていかがですか?

池田:今思えば2018年の『おもしろ荘』優勝まで早かったなと。コンビ組んで2年経たずに優勝できたので、そう思ったら優秀な気がしてきました。当時は元相方のおばた(おばたのお兄さん)が売れたり、ブルゾンちえみら後輩も出てきて、いろいろな思いがありましたが。

ジャンボ:僕も借金で首が回らなくなって、お母さんから「もう借金だけはしないでって言ったじゃん」って泣きながら言われてヤバいって。そのあとまたお母さんから電話がかかってきたときに、蕁麻疹が出てくる瞬間が見えたんです。

池田:ストレス蕁麻疹(笑)

ジャンボ:芸人辞めるなんて思ったことなかったですけど、芸人続けられるのかなって思った1カ月後に『おもしろ荘』で優勝できたのでよかったです。

――『おもしろ荘』優勝で生活はガラッと変わりましたか?

池田:そうですね。2人ともバイト辞められたので。

ジャンボ:でもそこからもヒーヒー言って、安定し出したのはやっぱYouTubeからだと思います。YouTubeの前に、池田がインスタで人気者になったりして、「なんだお前、1人で売れようとしやがって」ってずっと文句言っていたんです(笑)。そうしたら池田が、自由に遊んでいいんだよって、遊び場みたいな感じでコンビのYouTubeを作ってくれて。

――YouTubeの更新頻度がすごいですよね。

池田:毎日更新していますが、しんどすぎるとなったことはないですね。

ジャンボ:ヒーヒー言ってますけど、好きなことができるのでめっちゃ楽しいです。

――YouTubeによって芸人として鍛えられているなという変化は感じていますか?

ジャンボ:YouTubeはほぼアドリブでやっているので、舞台上でアドリブでふざけるのが怖くなくなりました。

池田:なんとかなる精神が培われたかもしれません。

ジャンボ:あとYouTubeで信頼関係がめっちゃできたと思います。

池田: 1000本近くコントをやっていると、こう言ったらこう返してくれるというのがわかるように。お互いの間合いがわかってきているのはYouTubeのおかげだと思います。