トレンディドラマ風のラブストーリーネタなど、リアルな人間模様を描いたコントで人気のお笑いコンビ・レインボー(ジャンボたかお、池田直人)。毎日新ネタをアップしているYouTubeチャンネルでは、再生回数100万回超えの動画をいくつも生み出している。『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ)でも注目を集めている2人が、6月11日・12日に鈴木おさむ氏を構成に招いたコントライブ「レインボーライブ2022『スーパーロマンティック』&『ノットロマンティック』」を開催する。2人にインタビューし、同ライブへの思いとともに、コンビ結成から約6年の歩みを振り返ってもらった。
――『スーパーロマンティック』『ノットロマンティック』の2種演目でやろうと思った理由を教えてください。
ジャンボ:これはおさむさんが提案してくれました。ロマンティックなイメージがあるのでロマンティックなライブと、そうではないノットロマンティックの二本立てでやるのはどうかって。
池田:めっちゃいいなと思ったんですけど、ネタ数はどうなるんだと心配に。1本10分のコントを6本×2で12本作りました。
――鈴木おさむさんとタッグを組んだ経緯は?
ジャンボ:おさむさんの番組『冗談騎士』(BSフジ)に出演させてもらっていて、僕らのドラマティックネタが好きって言ってくださって。でも、最大のきっかけは、僕が前に付き合っていた彼女がおさむさんと知り合いで、彼女が「おさむさん! うちの彼氏のライブやってくださいよ!」ってグイグイ行ったことです。それが1年半前ぐらいで、僕と彼女はもう別れましたが置き土産をしてくれて感謝しています(笑)
――レインボーさんはやはり「キレイだ」や「愛すな」などロマンティックなイメージが強いですよね。
池田:ロマンティックなネタで世の中に出させてもらった感はあるので、そのイメージが強いのかなと。テレビはロマンティックなネタで出してもらって、YouTubeでは全然ロマンティックじゃない生々しい男女の関係性などもやっています。
ジャンボ:最近はロマンティックなネタをやることは少なかったですが、今回のライブに向けて久々に恋愛ネタに向き合って、やっぱり好きだなと思いました。
――原点に戻るような気持ちでしょうか。
池田:そうかもしれないです。最初はロマンティックだったので。
ジャンボ:一番最初に作ったネタが、新小岩駅で夢破れた女の子と駅員さんが恋に落ちるというネタなので、昔から好きだったんですよね。でも、『キングオブコント』を目指しすぎて離れていたので、久々にロマンティックに向き合えて楽しかったです。
――ジャンボさんはライブに向けてドラマを見直したそうですね。
ジャンボ:『やまとなでしこ』や『王様のレストラン』を見ました。何かしらライブに生きると思います。
――池田さんは何か参考にすることはありますか?
池田:僕は最近見た映画が『名探偵コナン』なので、どこかで毛利蘭感は出ると思います。『コナン』は前から好きで、最新作を見るために4作くらい見返しました。
――毛利蘭感とは…?
池田:「新一!」って叫ぶ感じです(笑)。今回もどこかで叫んでいると思います。
ジャンボ:確かに最近、ネタ中に叫んでますわ。コイツ叫ぶなって(笑)
――男女のあるあるなど、リアルな人間模様を描いたコントが人気ですが、どのようにしてキャラクターを作り上げているのでしょうか。
ジャンボ:僕は全キャラ、自分の延長です。嫌なヤツもいいヤツも、僕の中にちょっとあるので。
池田:僕はこういう女の子はたぶんこうするだろうなって。女の子のほうスッと入ってくるんです。性別が違うから逆に自由にできるのかもしれません。