日向坂46の齊藤京子とお笑い芸人のヒコロヒーが24日、東京・EXシアター六本木で開催されたテレビ朝日系トークバラエティ番組『キョコロヒー』(毎週水曜24:15～)初の番組トークイベント、「生キョコロヒー! 2022初夏～六本木くる民の集い～」(アーカイブ配信中)に出演した。

『キョコロヒー』は2021年春に誕生した、齊藤京子×ヒコロヒーの冠番組。ちぐはぐなトークが人気を博し、初のリアルイベントとなった「生キョコロヒー」も1部・2部ともにチケットは即完売、配信でも多くのファンが見守った。本記事では、15時半開演の1部のレポートを届ける。

  • 左から齊藤京子、ヒコロヒー＝テレビ朝日提供

■齊藤「思っていた以上にヒコロヒーさんのファンも多い」

開演5分前には齊藤の声で注意事項が読み上げられたが、「行動……あ、作動か。あけしめ……あけしめで合ってるのかな?」とマイペースなアナウンスに、早速会場には温かい笑い声が。そして2人が「イベントにかかわってほしくない」と話していたさらば青春の光・東ブクロのタイトルコールで幕を開けた。

ヒコロヒーは「うわー! なんじゃこりゃ! ワシこんな現場初めてや!」と、主戦場のお笑いライブとは違う客層に驚き、「ワシのうちわやん! なんですのんそれ」と自分のグッズを作って来たファンに思わず声をかける。観客が手に持つグッズをチェックした齊藤は「思っていた以上にヒコロヒーさんのファンも多いですね」と淡々と印象を述べ、「嫌な女やねぇ」と苦言を呈されるが、グッズのペンライトを齊藤のイメージカラーである白にしているファンも多く「会場が白で染まるのはソロ曲以来」と感慨深い表情を浮かべた。

また、この日は観客が2人の質問にスマホから回答できるアンケート機能を使用できるということで、早速質問を投げかけることに。齊藤が「今日どちらに会いに来たか」と聞き始めると、「底意地悪い女狐やでホンマ……圧倒的に京子のほうが多いに決まってるやん!」と嘆くヒコロヒー。予想通り齊藤の圧勝となり「ワシ帰ろうかな。退屈! つまらん!」と拗ねてみせた。

■新曲「僕なんか」にあわせてキントーンも登場

イベントは、舟橋政宏ディレクターが2人に話を振っていくという番組と同じスタイルで進行された。互いの発言を振り返る「どうかと思う発言ランキング」では、ヒコロヒーが齊藤の珍発言に厳しいツッコミを入れていくが、齊藤は「特にありません。私はヒコロヒーさんに感謝しています」と聖人のようなコメント。嵌められた形となったヒコロヒーからは、「女狐コラおい!」と怒号が。

「仲はいいんですか?」と舟橋ディレクターに聞かれると、ヒコロヒーは「業務的なLINEはするやん。お互いに何かあったときに良かったよ、とか、大丈夫ですか、とかそういうのは聞くけど、仲がいいかと言われたら……」と悩むが、齊藤は「私は結構仲良くさせてもらっていると思ってます」と回答。過去には齊藤がヒコロヒーの家に遊びに行きそうになったことも。家に行ったら何をしたいかという話題には「ありえないくらい深い話をしたい。すべてを知りたいというか。これまでのこととか今後のこととか、良かったらカウンセラーになりたい」と前のめりな齊藤。「ワシが病んでるとでも思ってる?」と腑に落ちないヒコロヒーは、齊藤が家に来ると「ダメですよ、こんなところに食器置いたらダメですよ! きたな～い!」と言いそうだとシミュレーションをするが、そのモノマネが似ていたため、会場は笑い声に包まれた。

番組をきっかけに購入し、齊藤の特技になったキントーンも登場。新曲「僕なんか」の音源にあわせて齊藤が特別にキントーンパフォーマンスを。齊藤は「拍手が起きて嬉しかったです。ソロパフォーマンスをしている気持ちになりました」と満足げに語った。