――夫・悟役の落合さんの印象を教えてください。
落合さんとは本当にはじめましてだったんですけど、顔合わせとリハーサルが同じ日で、夫婦としてそこにいなければいけないのにお互いの戸惑いが前面に出てしまっていて(笑)。リハーサルが終わった後、監督を交えて「夫婦の形をもう少しかためていかないと」という話になりました。落合さんは「YouTubeを見まくる!」と言ってくださって、実際にライブ映像を見てくださったみたいです。最初は緊張しましたが、少しずつ気さくに話せるようになりました。
――知花と悟夫婦の素敵だと思うところを教えてください。
心から愛し合って思い合っているところ。どんな行動や言葉にも、すべて愛があるんです。
――では、悟の魅力はどんなところに感じますか。
悟は本当に素敵な旦那さん。ドラマを見ていただければ、男女問わず悟に惹かれると思います。悟の優しさが広まれば世界も少しずつ優しくなるんじゃないかというくらい魅力的な人で、優しくて思いやりがあって、ちょっと不器用なんですけど、そこもかわいらしい。完璧じゃないけれど、そんな人間らしさも愛おしいというか、安心感を覚える人ですね。理想の旦那さんランキングがあったらランクインすると私は勝手に思っています(笑)。
――妻という役どころを演じる上で意識していることはありますか。
初めて台本の読み合わせをしたときから「愛しい人がそばにいる気持ち」、「お互いをすごく愛おしいと思っている気持ち」を常に持ってほしいと言われていたので、その思いを大事にしてお芝居をしています。
――百田さん自身の理想の夫婦像を教えてください。
知花と悟のように、優しさと愛にあふれている夫婦には本当に憧れます。もし自分が結婚するときが来たら、お互いを思い合って進んでいける夫婦になりたいです。
――好きな台詞やシーンを教えてください。
第1話は知花が発達障害ということが分かったりといろんなストーリーが詰め込まれているのですが、ラストシーンが明るくて。公園を歩いているシーンで、知花が悟に話す言葉が前向きで強くてかっこいいんです。お芝居をしているときの記憶がなくなるくらい、知花として悟にまっすぐな思いを伝えたので、知花の思いが悟にも、見てくださる方にも伝わればいいなと思います。
――最後に、今作の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。
お互いを思い合う夫婦の日常がすごく魅力的なので、たくさん癒され、一緒に優しい気持ちになってもらえたらうれしいです。優しい世界がどこかでもっとつながっていくきっかけになることを願って、私も共演者さんもスタッフさんも思いを込めて一生懸命作っているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
1994年7月12日生まれ。静岡県出身。ももいろクローバーZのリーダーとして活躍。女優としては、主演映画『幕が上がる』(15)、2016年後期NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(16年)、NHK『プラスティック・スマイル』(18年)、『コタローは1人暮らし』(21年)、映画『すくってごらん』(21年)に出演。映画『かいけつゾロリ ZZ のひみつ』(17年)でアニメの声優に初挑戦し、『ブラックパンサー』(18年)でハリウッド映画の日本語吹き替えを務めた。映画『魔女見習いをさがして』(20年)でも声優を務めた。