• (C)フジテレビ

――先生役ということで、どんな意識をされているのですか?

ちょっとキツめのときとかありますよ、「バカ」ってばっかり言ってるときとか。19時台なのにちょっと下ネタ言うやつがいるんですよ。そういうのは厳しく叱ってますね。時間に合わせてしゃべるというのはバラエティの基礎なんで。

でも、厳しく行き過ぎると「あんま怒んないでください」とか一丁前に言ってくるんですよ。確かに今、世の中的に厳しすぎると良くないというのもあるので、アメとムチの使い方が結構難しいですね。ただ、普通の学校とは違うんで、ちょっと厳しめが多いかもしれないです。それをなるべく笑いにできるようにやってます。

――副担任の長谷川忍(シソンヌ)さんとの役割分担はありますか?

1個だけ明確にあるのは、長谷川が演劇部の顧問という設定で、変なミニコントを俺に秘密で必ず入れてくるっぽいんですよ。それがね、あんま意味分かんないことやるんですよ(笑)。「何なのこれ?」っていう空気になると思うので、今回の番組はそこだけ不安です。あいつは役者の仕事もやってるんで、そういう演技力を異常に見せたがるんですよ(笑)。初回のは本当にひどいですよ、その演劇コーナー。

でも、良いスパイスというか、お笑い番組として攻めてる感じもするし、単純なバラエティではない「おバカを笑う」以外の要素も結構あるので、そこはちょっと注目してほしいです。

  • シソンヌの長谷川忍 (C)フジテレビ

■“ヘキサゴンファミリー”の参戦に期待

――今後、生徒で呼び出してみたい人はいますか?

やっぱり天然とかおバカみたいな人のほうが面白いなっていう感じなんですけど、できる人はできる人で面白く跳ねるようにもなっているんで、いろんなタイプの人がいいなと思いますね。

例えば、浜口京子さんとか。別番組で、50mくらい横長の足湯で端っこのほうに入ってて、反対側の端っこに男性の人が入ってきたら、「あー混浴だ!」って恥ずかしがってたんですよ(笑)。こんな発言、自分にはなくて面白いなあと思って。ナチュラルな面白さだったら浜口京子さんですね。どれくらい勉強できるのか全く知らないんで。

あと、かつて『ヘキサゴン』で一緒にやってたメンバーは、今どうなんだろうとか思いますね。スザンヌが(再入学した)高校を卒業したって言ってたんですよ。賢くなってたらここに来て成長を見せてほしいですよね。あとは……ちょっと言える人が限られてきてるんで、なかなか「出てきてください」とは言いづらい状況になってきたな(笑)

男子もつるの(剛士)くん、上地(雄輔)くん、野久保(直樹)くんとか、あのへんのメンバーも久々に番組で会いたいなと思いますね。フジテレビの番組ですから、そういう再会の仕方をしても面白いかなと思います。

――番組発のスターを生み出したいとか、野望はありますか?

『ヘキサゴン』みたいにCDデビューですか(笑)?「カシアス田中です」って、島田紳助さんみたいにできればいいんですけど、そんな才能はたぶんないと思うんで。なんかユニットみたいなのをプロデュースするのはやってみたいですけどね。

『ヘキサゴン』って『紅白』にも出てましたから。番組で沖縄旅行とかやってたんですよ。今考えたらできないなと思うんで、ホテル三日月くらい行きますか(笑)。でも派生的に屋外に出てロケとか、旅行系みたいなのも将来的にできたらなと思いますね。

●田中卓志
1976年生まれ、広島県出身。広島大学卒業後、00年に山根良顕とお笑いコンビ・アンガールズを結成し、『爆笑問題のバク天!』(TBS)、『クイズ!ヘキサゴンII』『はねるのトびら』『バイキング』(フジテレビ)、『有吉弘行のダレトク!?』(カンテレ)、『おはスタ』(テレビ東京)などに出演。現在のレギュラー番組は、『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジ)、『所さんお届けモノです!』(MBS)、『土曜はナニする!?』(カンテレ)、『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』『ぴったり にちようチャップリン』(テレ東)、『ツクランカー』(NHK Eテレ)、『突撃!隣のスゴイ家』(BSテレ東)、『オンエア決めろ!―笑武―』(BSJapanext)、『元就。』(RCC)、『アッパレやってまーす!水曜日』(MBSラジオ)、『アンガールズのカープ愛炸裂番組 カーティスト』(RCCラジオ)、『オールナイトニッポンPODCAST アンガールズのジャンピン』(ニッポン放送)。4月24日から、ゴールデン帯初MC番組『呼び出し先生タナカ』(フジ)がスタートする。