お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志(46)が、24日にスタートするフジテレビ系バラエティ番組『呼び出し先生タナカ』(毎週日曜21:00~ ※初回は19:00~3時間SP)で、ゴールデン帯初MCに挑む。長年にわたり“キモカワキャラ”としてイジられ側のポジションで活躍してきたが、芸人になったときに志したゴールデン冠番組への野望は、ずっと持ち続けていたという。
1つ1つの仕事に全力で向き合い、ついにたどり着いた今回の挑戦。念願がかない、周囲の祝福にも喜びを噛み締めながら、遠回りしてきたからこそ出せるMC像を模索している――。
■「こんな貴重な機会は全力でやりたい」
多ジャンルから呼び出したゲストに、学校にまつわる“一斉テスト”に挑戦させ、誤答には田中が愛情たっぷりにイジり倒していくという同番組。今回のオファーに、田中は「正直、僕みたいな者が『え~いいのかなあ』っていう気分もあったんですけど、やらせてもらえる人は一握りだから、『こんな貴重な機会は全力でやりたいな』という気持ちになっていきました」と心境を振り返る。
世間に発表されると、「本当にこんなにも『おめでとうございます』って言われるのかっていうくらい、皆さんに言ってもらいました」と、想像以上の周囲の反響があった。初回収録には、かつて出演していた『クイズ!ヘキサゴンII』のスタッフが駆けつけ、「いやあ、頑張ったね。MCは大変だと思うけど、とにかく気負わず頑張って」と声をかけられたという。
さらに、田中は「お世話になってる有吉(弘行)さんから『いやぁ良かったなあ。お祝いしなきゃな』って、あんまり普段言わないようなことを言ってくれたり、よゐこの濱口(優)さんにも『今日収録なんやろ? がんばれよー』とか、あちこちで会った人に言われましたね」と明かす。
■タモリ・たけしもMC経験の時間帯「あんまり考えない」
そんな祝福ムードに、「これを知らずに芸人人生が終わるところだったので、知れて良かったなと思います。それくらい、フジテレビの日曜9時の枠をやらせてもらうのは大きいことなんだなと逆に思いました。プレッシャーにもなるし、背中を押されてるような気にもなって、いろんな気持ちになりましたけど、そういう反響を受けて皆さんに支えているなと思いましたね」と実感した。
かつては、タモリ(『エチカの鏡』)や、ビートたけし(『オモクリ監督』)もメインを張っていた枠だが、「とんでもないMCの人たちがみんな上の人にいるんで、そこを考えたらキリがないというか、地に足がつかなくなっちゃうんで、その時間帯っていうのはあんまり考えなかったですね」とのこと。
重圧として捉えるよりも、「芸人になると決めたときに、いい時間で冠番組やれたらいいなと思って広島から出てきたので、今回はそれがかなった番組なんです」と、喜びを噛み締めていた。