■『緊急取調室』では巨大ケーキやスペアリブを
――昨年の『緊急取調室』記者会見では、大量のドーナツがお披露目されていました。
記者会見に集中して挑みたかったのですが、自分だけドーナツのために誰よりも朝早く現場入りしました(笑)。それだけに、喜んで頂けてうれしかったです。『緊急取調室』では、僕がまだ撮影に入っていない時期から「バレンタインなので、現場にスイーツを作りに来てもらえませんか?」とオーダーされて巨大ケーキを作って行ったり、ケータリングにスペアリブを200本作って行ったり、いろいろなものを作りましたね。
■番組の見どころは“料理的なアドリブ要素”
――“200人分”というのがケータリングの常識なんですね(笑)。そんな速水さんは世界中の食材に精通されていますが、今回は日本全国を巡るという番組です。速水さんが感じる日本の食材の魅力を教えてください。
日々新しいものが作られていて、品数が豊富なところは魅力的だと思います。海に囲まれているから、お魚も新鮮。生魚を食べる文化が昔から根付いているのは、それだけ水がキレイということなのかなと。山もあって土もキレイだから、いい野菜や果物もできる。職人としてこだわりを持って、手を抜かずに作っている生産者の方々のプロフェッショナルを感じます。安心して食べられる素敵な食材がそろっていますよね。
一方で、やはり世界の食材も魅力的。今はなかなか難しいですが、以前は仕事でもプライベートでも海外の市場によく行っていました。気候も違いますし、どの国にもその土地ならではの美味しいものがあって。だから自分自身は、日本がとか世界がとか線を引いたりすることはありません。国や地域だけではなく、ジャンルとしてもB級にはB級の良さ、高級系には高級系の良さがあると思っています。
――では最後に、番組のアピールをお願いします。
日本全国でどんな料理を作るのか、というところはもちろん、頂いた食材だけではなく、道の駅で調達した食材も使ってみたりと、“料理的なアドリブ要素”が地産地消という導線で繋がっていくところも見ていただけたらうれしいです。新鮮で面白い番組になっていると思いますので、お楽しみに!
1984年08月10日生まれ。東京都出身。2002年にドラマデビューし、『ごくせん(第2シリーズ)』(05年)、『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(07年)、『絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット』(08年)、『ハンマーセッション!』(10年)、『地獄先生ぬ~べ~』(14年)、『この男は人生最大の過ちです』(20年)、『結婚できないにはワケがある。』(21年)、『緊急取調室』(14~22年)、『もしも、イケメンだけの高校があったら』(22年)などに出演。19年に開設したYouTubeチャンネル『M'sTABLE』では、料理やゲームの動画を投稿している。